チーズの食べ方ひとつで、さらにチーズが美味しくなる!
美味しくなるならチャレンジしてみたい!
でも、「チーズを美味しく食べたい」とは言っても
そんな声も聞きます。
例えば、
- チーズ専門店で勧められるまま買ったが、切り方が分からない
- どんなおつまみを合わせるのが良いの?
- 盛り付け方が、いつもぐちゃぐちゃになる
- ワインを合わせたいけどどれが良いのかな?
- 皮って食べられるのかな?
など。
買う時は良いのですが「いざ食べよう!」という時に、上のようなお悩みを持っている方いると思います。
この記事では、【チーズの美味しい食べ方】を5つの視点から見ていきましょう。
- 食べ方
- 切り方
- 相性の良い食材
- ワインとのマリアージュ
- 盛り付け方
それぞれチーズプロフェッショナルYURIが詳しく紹介していきますね。
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★ も く じ ★
レストランでのチーズの食べ方に、マナーはあるの?
レストランでコース料理を食べる時、メインの後に出てきた事ありませんか?
日本人の感覚だと、チーズは前菜やおつまみで食べるイメージもあると思います。
例えば、コース料理ではなくチョイスするレストランの場合、前菜と一緒にチーズの盛り合わせを頼む方もいますよね。
実はそれ、間違っているんです。
レストランでチーズを食べる時は【チーズは、メインディッシュの後】と覚えておくと良いでしょう。
なぜ、チーズはメインディッシュの後かというと
- 飲んでるワインが残っている時
- デザートまでのつなぎ
チーズは、上の2つを考えて出てくるものなのです。
もちろん、BARなどで食事メインではなく、ワインやお酒メインで飲んでいる時にチーズを最初から頼むのはOKです。
チーズと言うのは、レストランだとデザートをより楽しんでもらうためのつなぎなのです。
なので、コース料理を頼んでいるにも関わらず、コース料理の最初や途中でチーズの盛り合わせを頼むのはマナーにそぐわないことなのです。
レストランでかっこいい姿を見せたい方は、【チーズは、メインディッシュの後】と覚えておくと良いですね。
【チーズの食べ方①】皮って食べるの?
よくある質問に
と聞かれる事が多いです。
では、どの皮・表皮は食べて良くてダメなのか詳しく見ていきましょう。
- 食べちゃダメなカビが生えている場合
- 硬くて食べられない場合
- ワックスでコーティングされている場合
- 熟成の時、食べられないカビを生やして熟成させる場合
ハード・セミハードタイプのチーズは、熟成期間が長いものが多いので皮が硬く、あまりきれいじゃない事が多いです。
もちろん、熟成段階で自然にカビが生えていたとしても最後に布で拭きあげて出荷をしています。
しかし、中身を食べる前提で造っているので、拭きあげているといっても皮を食べるものとして造っていない所が多いです。
食べても病気になることは無いですが、基本的には食べないでおきましょう!
また、ワックスでコーティングされているチーズ(ワックスゴーダなど)は、ナタマイシンとい薬がワックスとチーズ表面の間に塗られている事があります。
大量に摂取しなければ害はありませんが、気になる方は表皮を食べるのをやめておきましょう。
✔ハード・セミハードタイプ以外のナチュラルチーズ
基本的には、ハード・セミハードタイプ以外のナチュラルチーズの皮は食べて良いです。
※例外もあります。(例えば、ウォッシュチーズのモン・ドールは皮を食べない事が多いです。)
白カビやウォッシュタイプのチーズの皮を、わざわざ取って食べる人は少ないと思います。
もちろん、食べてOKです!
でも、シェーヴルチーズは迷うこともありますよね。
黒い炭がかかっていたり、色んな色のカビが付着していたり…「え?食べられるの?!」って思う事もあるでしょう。
でも、シェーヴルチーズも皮は食べても大丈夫です。
それでもちょっと気になるなぁという方は、内側だけ食べて下さいね。
皮や表皮は、クセが強く出ます。
もし「このチーズ、クセ強いな…」と思った場合は、中身だけ食べると食べやすくなりますよ!
【チーズの食べ方②】簡単な切り方は?
チーズを買ったはいいけど、切り方が分からない。
【チーズ切り方問題】は、とても多くの相談を受けます。
たとえ、チーズに詳しくても珍しいチーズを買った時は悩むこともあると思います。
ここでは、基本的な切り方・カット方法をタイプ別にご紹介します。
フレッシュタイプの切り方
有名なフレッシュタイプのチーズと言えば
- クリームチーズ
- マスカルポーネ
- リコッタ
- カッテージチーズ
などがあります。
フレッシュタイプのチーズは、柔らかいので切るというよりは【スプーンですくう、ナイフで塗る】などの方法で、パンにつけたりサラダにかけたりして食べる事が多いです。
また、デザートや料理に使うことも多いですよね。
- ティラミスは、マスカルポーネをふんだんに使って作ります。
- チーズケーキは、クリームチーズをふんだんに使って作ります。
フレッシュタイプのチーズは、スプーンですくってorナイフで塗って食べましょう。
また、細かい事を言うとフレッシュタイプではないのですが、モッツァレッラチーズ(パスタフィラータタイプ)は切りますよね。
モッツァレッラは、トマトと一緒に添えるカプレーゼやピザに乗せるマルゲリータが有名です。
鋭い刃のナイフで端から5㎜程度の分厚さでカットすると、食べ応えもあり美味しく食べられますよ。
白カビタイプの切り方
白カビタイプのチーズは、
- やや硬めの表皮に包まれている
- 中は柔らかい
この2つが大きな特徴です。
普通の包丁でも切れますが、中身が柔らかなため包丁にくっついてしまう事があります。
なので、オメガナイフというナイフがあると便利です。
\白カビチーズ好きは、持ってて損なし!/
切り方は、【外側から中央に向かって放射線状に切る方法】がおすすめです。
なぜ、放射線状なのかというと…
ナチュラルチーズは、外側から中央にかけ熟成するので、切った時に熟成度合いが同じカットチーズが出来るからです。
熟成度合いをバランスよく食べられる切り方で、美味しくチーズを食べてみましょう。
しかし、大型の白カビタイプのチーズは、元々カットして売っている事が多いです。(例えば、ブリ、ブリ・ド・モーなど)
どうのように切ればいいか悩みますよね。
細長くカットされている場合は、熟成度合いを合わせて切る事は難しいので【大きさが揃うようにカット】しましょう。
大きさが揃えば良いのですが、せっかくなら熟成度合いの変化も楽しみたいですよね。
ここでもったいない切り方は、端からスライスしていく方法です。
熟成度合いの変化を、全く感じられないからです。
ここで、おすすめの切り方をご紹介します。
- 先端を三角になるように一口サイズにカット
- 台形になった大きいチーズを半分にカット
- 台形チーズが2つになったら、それぞれ5㎝程度の幅にカット
- 5㎝程度にカットしたチーズをそれぞれ縦に一口サイズにカット
上の写真のオレンジの線のように切ってみて下さい。
この切り方だと、熟成度合いも少しだけバランスよく同じ大きさに切る事が出来ます。
例えば、全て食べきらない場合は食べる分だけ先端を切って、縦に放射線状に切っていくのも良いですよ。
\オメガナイフで綺麗に切ろう!/
白カビチーズ好きの方には、⇩こちらの記事もおすすめです。
【カマンベールだけじゃない】白カビチーズ7種類を徹底比較!初心者にもおすすめチーズまとめました!
ウォッシュタイプの切り方
ウォッシュタイプのチーズの切り方は、2種類あります。
- スプーンですくう
- ナイフで放射線状にカットする
カット方法は、むっちり系かトロトロ系のウォッシュチーズで分かれます。
①スプーンですくうタイプは、トロトロ系!
トロトロ系チーズと言われても分からないですよね。
ここで、トロトロ系ウォッシュチーズをご紹介します。
- エポワス
- モン・ドール
などがあります。スプーンですくってみましょう。
熟成が若いうちは、上の2種類のチーズもナイフでカット出来きますよ。
②ナイフで放射線状にカットする時は、むっちり系!
むっちり系のウォッシュチーズは、比較的弾力もあり食べ応えがあります。
ここで、むっちり系ウォッシュチーズをご紹介します。
- マンステール
- ピエ・ダングロア
- ラングル
- マロワール
- ポン・レヴェック
- タレッジョ
など。
ウォッシュチーズは、熟成が進むとスプーンですくって食べられることもあります。
熟成度合いを見ながら、スプーンですくえそうならすくってみて下さい。
切るナイフですが、普通の包丁だとくっついてしまう事が多いです。
ウォッシュチーズをカットする時に、クロタンナイフがあると便利です。
鋭く薄い刃なので、スパッと切れるので使いやすいですよ。
\切れ味抜群、おすすめナイフ!/
青カビ(ブルーチーズ)の切り方
青カビ・ブルーチーズのカット方法のポイントは
ことです。
基本的に青カビは、外側よりも中央に集まっている事が多いです。
なので、難しいですがチーズを横にして、中央から放射線状にカットするのがおすすめです。
中央というのは、チーズの全体像から考えた真ん中なのでそこを考えながらカットしましょう。
コの字に表皮が付いている時は、表皮がない場所がチーズ全体像の中央って事ですよね。そこを軸として放射線状にカットします。
すると、カビが均等にカット出来ます。
せっかくブルーチーズを食べているのに、青カビが全くない場所を食べてしまった…という事は少なくなると思います。
また、青カビ・ブルーチーズは、とても切りにくいです。
ボロボロと崩れやすく、どれだけ慎重に切っても崩れてしまう事が多いです。
そこで、おすすめなのはハンドリナーというナイフです。
このナイフは、ワイヤーで切るタイプなので力が均等に入るため崩れにくいです。
ブルーチーズ好きは持っていてると便利ですよ!
\力を入れず、サッと切れるよ!/
シェーヴルタイプの切り方
シェーヴルチーズタイプといえども、大きさ種類さまざまあります。
大きく分けると3種類の切り方があります。
- 小型のチーズは外側から内側へと熟成していくので、【熟成度合いが均等になるように放射線状にカット】しましょう。
- サント・モール・ド・トゥーレヌは、長細い円柱型のチーズなので【端から輪切り】にカットしていきましょう。
- 背が高いチーズは、崩れやすいので【横から半分にカットし、上下それぞれ放射線状にカット】しましょう。(シャロレ、プーリニィ・サンピエール、シャビシュー・デュ・ポワトーなど)
ぜひ、試してみて下さい。
シェーヴルチーズもとても崩れやすく、もろいです。
ハンドリナーやクロタンナイフがあると綺麗にカット出来ますよ。
\クロタンナイフは、小型で保管も邪魔にならないよ!/
セミハード・ハードタイプの切り方
セミハード・ハードタイプのチーズは、
- 表皮の付き方
- 食べ心地
で切り方は変わります。
上の画像のように、両端に表皮がある場合は1㎝幅くらいの短冊形に切ると美味しく食べられます。
簡単に、包丁でカット出来ます。
- コンテ
- アボンダンス
- グリュイエール
- ボーフォール
などの上のようなハードチーズがおすすめです。
他のセミハード・ハードタイプのチーズも、こちらの切り方は簡単なのでやって下さい。
四角で均等に切りやすいものはいいですが、ミモレットなど丸い形状のチーズは表皮以外の食べる面積を均等になるように切りましょう。
切り方は、分厚めや薄い短冊形などお好みに合わせて切ってください。
簡単に、包丁でカット出来ます。
食べ応えとチーズの旨味を楽しみたい時は、かち割りカットがおすすめです。
チーズを割って食べていくイメージです。
フォークでも簡単に出来ますが、パルメザンナイフでカットする方がボロボロと崩れず良いですよ!
- パルミジャーノ・レッジャーノ
- グラナ・パダーノ
- 熟成したゴーダ
- ミモレット
なるべく熟成の長い硬いチーズが、かち割りするのはおすすめです!
\500円前後で買えるなら持っていたいパルメザンナイフ/
サラダやパスタに薄くスライスするとおしゃれですし、食事も美味しくなります。
チーズスライサーやチーズおろし器などで、スライスしたり削ってみましょう。
- パルミジャーノ・レッジャーノ
- グラナ・パダーノ
- ミモレット
- コンテ (スライサーおすすめ)
などのチーズがおすすめです。
おすすめチーズ以外にも、色々なセミハード・ハードタイプのチーズもチャレンジしてみて下さい。
\口どけが良くなるカット方法だよ/
【チーズの食べ方③】合わせたいおすすめ食材
チーズに合わせる食材は、どんなものがあるでしょうか?
ドライフルーツ・バゲットは、チーズの盛り合わせによく添えられてきますよね。
他には例えば、
- パン
- フルーツ、ナッツ
- ハチミツ
- 調味料
など。
実は、自宅にあるものも多いです。
色々合わせてみましょう。
どんなパンが合うのか、どんなフルーツが合うの?などをご紹介中。
⇩詳しくはこちらをご覧ください。
【チーズの食べ方④】ワインのおすすめな合わせ方
ワインとチーズは切っても切れない、大事な仲間です。
- ワインを買ったから、チーズを買う。
- チーズを買ったから、ワインを買う。
こんな方も多いですよね。
ワインとチーズの合わせやすい方法をご紹介します。
- 同じ土地で合わせる
- 味わいで合わせる
- 熟成度合いで合わせる
など。
チーズにワインを合わせる方法を、ご紹介中。
詳しくは、⇩こちらをご覧ください。
【チーズとワイン】相性抜群の組み合わせをソムリエ&チーズのプロが徹底解説
【チーズの食べ方⑤】簡単キレイな盛り付け方
せっかく美味しそうなチーズを買ったんだから、オシャレに盛り付けをしてみたい!
しかし、こんなお悩みは無いですか?
- オシャレに盛り付けたつもりが、ぐちゃぐちゃ
- いつも同じ盛り付け方になっちゃう
- シンプルになり過ぎて、寂しい盛り付けになる
私も以前はそうでした。
かっこよく盛り付けたつもりが、なぜかぐちゃぐちゃな見た目に…
そんな悩みをチーズプロフェッショナルYURIが解決します!
簡単に、オシャレにシンプルに盛り付けられる方法をご紹介中。
詳しくは、⇩こちらをご覧ください。
チーズの食べ方を知れば、もっと美味しく食べられちゃう!
せっかく美味しいチーズを食べるなら、
- きれいに切って、盛り付けて
- 相性の良い食材を添えて
- 美味しいワインを合わせて
そんな食べ方をしたいですよね。
- 皮を食べるものと食べないものを見極めよう
- チーズに合った切り方をしよう
- 相性の良い食材を一緒に食べよう
- チーズに合うワインマリアージュを楽しもう
- 簡単にオシャレにチーズを盛り付けよう
チーズを食べる時に【知っておきたい5つのコツ】を覚えて、もっと美味しくナチュラルチーズを食べましょう。
色々なナチュラルチーズをもっと詳しく知りたい方は、⇩こちらをご覧ください。
珍しいチーズもたくさんご紹介中だよ。
ナチュラルチーズのおすすめ一覧!チーズプロフェッショナルが厳選しました。