ワインのお引越しは、簡単ではない!
ワインを自宅で熟成されている方や、買い置きをされている方は、実は引越しする時にワインの移動が大変です。
特に、高級ワインをお持ちの方はどうやって運べばいいか悩ましいところ。
そう思う方もいらっしゃると思います。
しかし、もし割れてしまってもお金は戻ってくるかもしれませんが、同じヴィンテージのものは手に入らないかもしれません。
そんな悲しい事がないように!
この記事では、
- 引越しする時のワインの運搬方法
- 移動する時の注意点
- 常温配送?冷蔵配送?
- ワインセラーはどうする?
などを、高級ワインを無事に20本以上引越しさせたソムリエールYURIが、割れずに劣化せず移動させる方法を詳しくご説明します。
引越しでワインをダメにしないためにも、隅々まで注意しましょう!
\プチプチは必須アイテム!/
★ も く じ ★
ワインを引越しで運搬する方法
引越しが決まった私は、ワインセラーに入っているワインをどうやって移動させるか悩んでました。
以前ワインショップで働いていた経験もあるので、ワインの移動には凄く慎重になっていたの事実です。
Twitterでそんな経験がある方もいるだろうと思い、以下のツイートを投げかけてみたところ、色々アドバイスをいただきました。
ちなみにアンケートだと「大切なワインだけ自分で持って行く」が一番でした。
では、それぞれのメリットデメリットを踏まえてご紹介していきますね。
配送業者へ頼む
- 割れる危険性がある
- 目を離すので、どう扱われるか分からない
- 業者によっては専用の箱じゃないと送れない
- 自宅まで集荷をしてくれる
- 着日・時間指定ができる
- 冷蔵で送れる
- 一部保証がある
- とにかく楽
デメリットの一番の問題点は、ワインから目を離すのでどうやって保管されるか運ばれるか分からないという点です。
例えば、
- 乱暴に地面に置かれる(割れる、ひびが入る危険がある)
- 冷蔵でお願いしたのに、稀に常温で保管されている(某配送業者で何度かありました)
上記の2点の可能性があると理解して、梱包するのがいいと思います。
自分で手持ち or 自家用車で持って行く
- とにかく重い
- 量が多いと何回も往復しなくてはいけない
- 自家用車がないと全ては無理
- 振動で割れる危険も
- ワインから目を離さず移動できる
- 保冷材や氷で確実に温度を冷やせる
- とにかく側にあるから安心
手持ちをする場合、一番大きな問題は「重い」というところに限ります。
自家用車がある方は、車に積んで持って行くのが一番安心・安全でおすすめです!
私自身は、車を所有していなかったため手持ち移動は断念しました。
しかし想い出のワインや、ヴィンテージものなど、思い入れのあるワインは
- 保冷剤を付けて
- エアパッキンをグルグルに巻いて
- リュックに動かないように入れて
持って行ってみてください。
重いですが女性の方でも、3~4本なら頑張れますよ!
引越し業者へ頼む
- 割れる危険性がある
- ワインの扱いになれていない場合が多い
- 引越しのトラックに乗せられない
- 温度調整が出来ない
- 目を離すのは数時間
- 梱包をプロがやってくれる場合がある
- 保証プランがある業者もある
引越し業者に頼む場合は、まずワインの扱えるかを確認しましょう。
扱える場合で引越し業者へ頼む注意点は、
- ワインに扱いになれていない場合があるので梱包作業を見ておく
- 万が一割れてしまった場合の保証金額を確認する
- 夏場はトラックが暑くなる、劣化の原因になるのでダメ
- 涼しくなった秋から冬場ならOK!
基本的に、温度管理ができていないので暑いのでダメです!
熱劣化をして、ワインが吹きこぼれてしまいます。
涼しくなった10月後半~2月中旬くらいまでなら、安心ですよ。
また、保証金額の上限がある場合が多いので、保証金額を超える高級ワインやもう購入出来そうにないレアワインは手持ちすることをおすすめしますよ。
ワインを引越しで配送業者から送る方法と注意点
上記で色々ご紹介してきましたが、色々悩み考えた結果。
私は、配送業者にお願いしました。
実際に配送業者に頼んだYURIが、
- どうやって送れば良いのか・必要なものは
- 注意点
- 配送業者はどこがおすすめ
などをまとめてみたましたので、ぜひ参考にしてください。
ワインを配送で送るとき、必要な物
- お酒専用段ボール
- エアパッキン(プチプチ)
- 新聞紙
まずは、重要な段ボールです。
普通の段ボールや引越し用の段ボールは、薄いのであまりおすすめしません。
ワインを外気・振動・割れから守る重要なものです。
専用の段ボールは、やや高いですがケチらず買いましょう!
配送業者で1本用2本用などは、購入出来ますよ。
\量が多い方は、⇩こちらがおすすめ/
エアパッキンは、100円均一でも売っていますが、量が少ないのでたくさん梱包する場合は、ロールで買った方がお得ですよ!
配送はチルド便で送るときの注意点
配送する時に気を付けなければいけないポイントは、
です。
配送の場合は、冬場といってもどこで保管されるか分かりません。
暖房の効いた部屋かもしれません。
また、北海道などの冬場に雪の降る寒い地域も、冬だからといって通常便で送ると凍ってしまう事があります。
ワインの配送は、基本的には冷蔵便やチルド便で送りましょう。
梱包は、とにかく割れないように気を付けましょう。
- ワインをエアパッキンで包む
- 段ボールに隙間がある場合は、エアパッキンか新聞紙で埋める
- 割れ物注意シールなどを多めに貼る
- 不安であれば、段ボールの底面にエアパッキンを敷きつける
上記のポイントを守って、梱包すれば割れることは少ないと思いますよ。
ワインを段ボールに入れた後、自分で横に揺らしてみましょう。
もし、ボトルが揺れるような事があれば、振動が多く伝わり劣化の原因にもなります。
隙間は、しっかり埋めましょう。
ちなみに、割れ物注意シールの他に
- 天地無用
- 上の物を置かないで下さい
- チルド・冷蔵 (目立つ所に複数)
- 取り扱い注意
などのシールがある場合は、目立つところにたくさん貼るのがおすすめですよ。
ワインが送れる配送業者
基本的に、大手配送業者はワインの配送も承ってくれます。
高いワインが入っていると送れないという業者もあるので、事前に電話で送れるか確認しましょう。
私は、ヤマト運輸の冷蔵便で送りました。
事前に確認し、万が一破損した場合保証するサービスもあると言われましたよ(別途お金はかかります)。
以前働いていたワインショップでも使用していて業者は、
でした。
上記の業者は保証もあるので、個人的にはおすすめですよ。
各業者の保証についてのリンクを張っています。気になる方は、ご覧ください。
ワインセラーは、引越し業者に頼もう!
では、ワインセラーはどうやって運ぶのが良いのでしょうか?
自分で運ぶのは難しいので、
私の場合は、サカイ引越センターで引越しを頼んだのですが、とても丁寧に梱包してキズひとつなく届けてくれました。
ワインセラーは、扉部分がガラスになっている場合も多いので割れると危険です。
ガラスの扉の場合は、しっかり保護してもらいプロの引越し業者にお願いしましょう。
また、引越しをすることで後日セラーの不具合が生じることもあります。
引越し後は、こまめに温度・湿度チェックをしましょう。
ワインを引越しする時は、前日にチルド配送 or 手持ちが安全!
ワインの引越しをする際のポイントは、
- 自分で持って行けるなら、それに越したことはない
- 送る場合は、冷蔵・チルドで配送がおすすめ
- 大事なワイン数本は、リュックに梱包して保冷剤を付けて持って行こう
です。
またワインを引越しさせる時に注意するポイントは、
- 梱包
- 温度管理
- 振動
- 手持ち以外の場合は、保証金額
などを、しっかり確認してワインを安全に引越しをさせましょう。
結論から言うと、
大事な2、3本ワインは車がなくてもリュックにしょって手持ちすると安心。
また、配送はなるべく自分の目から話したくないので翌日の午前中に着くギリギリの出荷日・時間に集荷してもらうことをおすすめします。
人間が引越しするのも大変ですが、ワインの引越しも結構大変です。
大事なワインが割れずに、劣化せずに新しいお家に着けることを応援してます。
引越し祝いにシャンパンを飲みたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
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