チーズを知らなくては、ワインは語れない!
ワインとチーズは切っても切れない大切な仲間です。
ワインは完璧に分かっていても、ソムリエなら料理とワインのマリアージュも分からないとダメですよね。
特に多い質問「名前は分からないんだけど、○○な感じのチーズが好きでそれに合うワインが欲しい。」
○○な感じを想像して、これかな?って思って、そのチーズの特徴を思い出してワインを選ぶ。
これめちゃくちゃ難しいです。
ワインを紹介する身でも、チーズの事を合わせて聞かれる事はとても多いです!
私は、【ソムリエ】と【チーズプロフェッショナル資格】を持っていますが、ソムリエに合格した途端にチーズの質問を友達から受けるようになりました。
それほど【ソムリエは、チーズにも詳しい!】という事が広まっているという事です。
しかし、ソムリエ試験受験生はワインの内容を覚えるだけでも精一杯ですよね。
今回の記事は
- ソムリエ・エキスパート試験受験者
- 既に、ソムリエ・エキスパートを持っているけどチーズはあまり詳しくない方
- チーズの事を知りたいけど何から食べたらいいか分からない方
など。
そんな方に『まず、これだけは知っていて食べておいて欲しい!』という銘柄をチーズプロフェッショナルYURI が厳選しました!
チーズにも詳しくなって、ワンランク上のソムリエ・エキスパート・チーズ好きになりましょう!
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★ も く じ ★
ソムリエ試験受験者は食べておきたいチーズ厳選5種(タイプ別編)
まずは、タイプ別で見ていきましょう。
日本では基本的にナチュラルチーズは7種類で分けられます。
- 非熟成(フレッシュ)タイプ
- 白カビタイプ
- ウォッシュタイプ
- シェーヴルタイプ
- 青カビタイプ
- セミハードタイプ
- ハードタイプ
7種類の分類チーズの中から知っておきたいナチュラルチーズを5種類選びました。
食べた事はあっても「どんなチーズなのか」「ワインとマリアージュさせるなら何が合うのか」まで知らない事は多いと思います。
学んでみましょう。
みんな大好き【カマンベール・ド・ノルマンディー】
カマンベール・ド・ノルマンディーは、チーズ好きなら一度は食べた事あると思います。
しかし、どんなチーズですか?と聞かれて答えられた方が良いですよね。
- フランス・ノルマンディー地方で造られる
- 牛乳製の白カビタイプのチーズ
- 熟成が進むと、柔らかくなりアンモニア臭が出てくる
- 熟成が若いと、むっちり食感でホワイトマッシュルームの様な香りがする
熟成が若い物と進んでいる物で味わいが結構変わります。
熟成が若い物の方が、食べやすいです。
しかし、注意点があります。
日本の会社が造っている「カマンベール」が好きという方に安易に勧めないで下さい。
例えば「明治十勝カマンベール」と「カマンベール・ド・ノルマンディー」を食べ比べると分かりますが、味わい香り全く違います。
何が違うかは、まずは食べ比べてみましょう。
《お酒とのマリアージュ》
ノルマンディー地方は、ブドウが出来ない代わりにリンゴがたくさん出来ます。
なので、お酒と合わせるなら「シードル(リンゴのお酒)」「カルヴァドス(リンゴで造った蒸留酒)」が合います。
ウォッシュチーズの王様【エポワス】
エポワスは、クセありチーズ好きはハマってしまう一番のチーズです。
香りと味のギャップが凄いので、「香りは苦手だけど食べるのは好き!」なんて方も多いです。
- フランス・ブルゴーニュ地方で造られる
- 牛乳製のウォッシュタイプのチーズ
- ブランデーで洗い香りと色を付ける
- 熟成すると、中身が流れ出るくらいトロトロになる
- クセは強め
ナチュラルチーズ初心者の方には、ちょっとクセが強いチーズです。
熟成するとトロトロになり、スプーンですくって食べるくらい柔らかくなります。
ブランデーで洗う事で、やや香ばしい香りもするので、ミルクの甘さ濃厚さとブランデーの香ばしさを同時に楽しめる美味しいチーズです。
しかし、ウォッシュタイプのチーズを食べた事ない方には、クセが優しい【ポン・レヴェック】をオススメです。ポン・レヴェックが凄く美味しかった!大好き!という方には、エポワスも美味しいと感じる事間違いないでしょう。
《お酒とのマリアージュ》
ブルゴーニュ地方で造られるチーズなので、もちろんブルゴーニュのワインが相性良いです!
しかし、白ワインはチーズが強すぎるのであまり合いません。
なので、ブルゴーニュ地方の赤ワインでピノ・ノワール種がオススメです。
チーズの熟成度合いでワインの熟成期間を変えると、さらに相性抜群になります。
これは、ワインを基準にしても良いので熟成したブルゴーニュのピノ・ノワールには、熟成が進んだエポワスを合わせると美味しさ倍増です。
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洞窟で造るブルーチーズと言えば【ロックフォール】
ブルーチーズと言えば「ロックフォール!」って思う方も多いのではないでしょうか?
実は、ロックフォールって《羊乳製チーズ》なんですよ。知ってましたか?
チーズ好きでも知らない方多くて驚きました。
では、実は知らない【ロックフォール】の事を知りましょう。
- フランスの中央高地(マシフ・サントラス)南部で造られる
- 羊乳製の青カビタイプのチーズ
- 外皮がない
- ピリッとする青カビの味わいが濃い
- 青カビタイプの中でも濃厚(羊乳製だから)
- 脂肪分高く、塩分強め
- 洞窟で熟成する
- 世界三大ブルーチーズの一つ
ロックフォールは、羊乳製なので他の牛乳製の青カビチーズより濃厚です。
そして、青カビが大きく繁殖しているので青カビのピリッと感が強いです。
《お酒とのマリアージュ》
青カビタイプのチーズにワインを合わせるのは、意外に難しいと思っています。
チーズが強すぎてマリアージュが難しい。
一番合わせやすいのは、貴腐ワイン。
塩分の強い青かびチーズに、ハチミツを添えて食べる方法がありますがそれのワイン版です。
濃厚でハチミツのようなトロっとした甘さのある貴腐ワインが、ロックフォールによく合います。
濃厚な赤ワイン(ボルドーワイン)も合わせても良いですが、バッチリ合うかは難しいです。
濃厚な赤ワインとロックフォールのマリアージュは、色々試してみた方が良いと思います。
山のチーズと言われる【コンテ】
コンテは、フランスで一番生産されているチーズです。
日本人は知らない人もいますが、フランスでは知らない人はいない超有名チーズです。
- フランス・ジュラ地方(フランシュ=コンテ)で造られる
- 牛乳製でハードタイプのチーズ
- 平均40kgもする大型で車輪型のチーズ
- 熟成度合いによって味わいが変化する
- 熟成が若いと、ミルキーなミルクの甘味を感じられる
- 熟成が1年以上だと、ナッツや豆を炒ったような香ばしい香りがする
- 熟成が1年以上だと、アミノ酸の結晶が出来てジャリジャリした食感が楽しめる
- ランクがある。20点満点中14点以上の物には緑の「コンテ・ベル」ラベルが付けられる
コンテの特徴は、シンプルだけど熟成度合いで味わいが変わる所です。
あっさりとミルキーな味わいを楽しみたい方は、熟成若めのコンテ。
濃厚でアミノ酸のジャリジャリ感を味わいたい方は、1年以上熟成したコンテ。
どちらも美味しさが違うので、シーンを選んで食べ比べできます。
《お酒とのマリアージュ》
合うワインは、同じ地方で造られるジュラ地方のワインが合います。
赤よりは白ワインの方が有名なので、白ワインが良いですね。
ブドウ品種は、ジュラ地方と言えば【サヴァニャン】です。珍しいブドウ品種ですが、コンテに合わせて飲むワインには最適です。
日本ではあまり買えないですが、黄色いワイン【ヴァン・ジョーヌ】もコンテに相性抜群です。
ヴァン・ジョーヌには、せっかくなら熟成が進んでいる旨味がぎっしり詰まったコンテがオススメです。
山羊乳製の王道【サント・モール・ド・トゥーレーヌ】
ヤギチーズで一番有名なのは【サント・モール・ド・トゥーレーヌ】です。
しかし、ヤギのチーズは、クセが強く苦手な方が多いです。
苦手意識を持っている方も多いので、苦手な方に美味しく食べてもらう方法を考えてみましょう。
- フランス・トゥーレーヌ地方で造られる
- 山羊乳製でシェーブルタイプのチーズ
- 真ん中に藁が一本通っている
- 熟成が進むと水分が蒸発して硬くなる
- 熟成が若いと、酸味が強い
- 熟成が進むと、酸味は弱くなり、濃厚で旨味が凝縮する
- 山羊乳独特な香りがする
上の表の味わいは、シェーヴルチーズなら大体同じニュアンスです。
なので、オススメする時・または買う時は熟成度合いで選ぶと良いと思います。
サッパリ食べたい方は、若い熟成のシェーヴルチーズ。
濃厚なシェーヴルチーズを食べたい方は、熟成が進んでいる物を選ぶと良いですよ。
《お酒とのマリアージュ》
同じ場所で造られるワインが相性抜群です。
若い熟成のシェーヴルチーズなら、酸味がキリッとしたサンセールがオススメです。
少し熟成が進んだシェーヴルチーズなら、軽やかなピノ・ノワールを合わせる事でピノ・ノワールの酸味とチーズがよく合います。
ワインを主役に考えて、チーズの熟成度合いを選ぶのもオススメです。
ソムリエ試験受験者は食べておきたいチーズ厳選5種(国編)
【タイプ別編】でご紹介したチーズは、全てがフランスの物でした。
日本で多く見かけるチーズは、フランス産が多いですが、知らない間に他の国のチーズも食べている事もあります。
では今度は【国別】でフランス以外で食べておきたい・知っておきたいチーズをご紹介します。
食べた事はあっても、詳しく知らないチーズもあると思いますよ!
イタリア【パルミジャーノ・レッジャーノ】
『イタリアにチーズの王様』と言われている【パルミジャーノ・レッジャーノ】
熟成期間が長く、旨味が詰まっている事が大きな特徴ですね。
- イタリア・北部で造られる(エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州の一部)
- 牛乳製でハードタイプのチーズ
- 最低熟成期間が12ヶ月ととても長い
- 1個最低30kgの大きい太鼓型のチーズ
- 一部牛乳を脱脂しているので、脂肪分が少なめ
- ジャリジャリとしたアミノ酸の固まりが美味しい
- 「パルメザンチーズ」とは別物(パルミジャーノ・レッジャーノを真似して造った物)
脂肪分が少なく、水分も少なく、旨味の塊と言ってもいいほどの凝縮感のあるチーズです。
パルミジャーノ・レッジャーノも、熟成期間が最低12ヶ月なだけなので24ヶ月熟成や最近では36ヶ月熟成なんかもあります。
また、熟成期間が18ヶ月以上経過した時点で再検査をし、優れた品質であれば《EXTRA》又は《EXPORT》とチーズに刻印が押されて出荷されます。
食べる料理やお酒で熟成度合いを変えると面白いです。
《お酒とのマリアージュ》
お酒との相性は、赤白ロゼ、スパークリングワインなんでも相性が良いです。
パルミジャーノ・レッジャーノは、クセがなく旨味が凝縮されたチーズなので食事やワインも合わせやすいです。
やはり、同じ場所で造っているワインと合わせるのが良いですね。
なので、イタリアのエミリア・ロマーニャ州やロンバルディア州のワインを合わせてみましょう!
更にパルミジャーノ・レッジャーノを詳しく知ってみたい方はこちらをご覧ください。
\パルミジャーノ・レッジャーノの魅力を追求しよう!/
スペイン【ケソ・マンチェゴ】
スペインで一番有名なチーズは【ケソ・マンチェゴ】です。
意外に、チーズ専門店のチーズアソートに入っている事があります。
「実は、食べてた!」という方も多いチーズの一つ。
- スペイン・カスティーリャ・ラ・マンチャ州(ラ・マンチャ地方)で造られる
- 羊乳製のセミハード・ハードタイプのチーズ
- 「ドン・キホーテ」に出てくる有名チーズ
- 側面にエスパルト模様が付いている
味わいは、羊乳製なのでややクセがあります。また羊乳特有の甘味と香り、香ばしさがケソ・マンチェゴの特徴的な味わいとも言えます。濃厚で旨味と甘みをしっかり感じる事が出来る面白いチーズです。
スペインのチーズは、セミハードやハードタイプなどの分類をしていないので表現が難しいですが噛み応えのあるしっかりしたチーズです。
熟成期間が長い物には、アミノ酸の結晶がありややジャリジャリとした食感もあります。
比較的値段も安いので、試してみる価値はありです!
《お酒とのマリアージュ》
ワインは、やはりスペイン産がオススメです。
カスティーリャ・ラ・マンチャ州は、白ワインが有名です。(アイレン種ビウラ種など)
ケソ・マンチェゴの羊乳の味わいがスッキリとした白ワインによく合います。
また、カヴァやテンプラニーリョなどスパークリングワインや赤ワインも合いますよ。
スイス【エメンタール】
スイス産だって知ってましたか?
意外に、知らない方多いです!
大きな穴が開いている事で知られているハードタイプの大型チーズです。
- スイスで造られる
- 牛乳製で大きなハードタイプのチーズ
- 大きな丸い穴が開いている
- アニメ「トムとジェリー」で出てくる穴開きチーズはコレ
- ややお酢のような、ツンとする酸味が特徴的
- 塩分は少ない、減塩チーズ
アニメや本によく穴が開いているチーズ出てきますよね。
それは、これ!正体は【エメンタール】だってんです。
この話、接客やうんちくで結構使えますよ。
エメンタールは、そのまま食べるよりもチーズフォンデュのチーズとして使われる事が多いです。
寒い日には、エメンタールを使ったチーズフォンデュがオススメですよ。
《お酒とのマリアージュ》
ワインは、やはりスイス産のワインが相性抜群ですが…ほぼ日本に入ってきません。スイスワインは、スイス国内でほとんど消費されるため輸入される事が少ないんです。
スイスワイン以外に合わせるなら、味わいで合わせてみましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
エメンタールチーズの味わいと美味しさをチーズプロフェッショナルが徹底解説
アメリカ【アメリカン・チェダー】
【アメリカン・チェダー】は、ハンバーガーや料理に使われている事多いですよね。
ステーキに添えられているジャガイモにトロっとかかってたり。
美味しいチーズです。
- アメリカで造られる
- イギリスのチェダーチーズを真似して造られたチーズ
- アメリカンタイプと分類されるが、セミハード系
- 色は、ホワイト・レッド
- 酸味が強く、独特な風味がある
アメリカワインに合わせたいな…と思って選びました。
アメリカはチーズをあまり造っていないので、基本的にフランスやイタリア産のチーズを食べています。
しかし、アメリカにもチーズがあるという事だけは覚えておきましょう!
ちなみに、アメリカの有名なオリジナルチーズ2種類をご紹介
- モントレー・ジャック
- コルビー
この2つを掛け合わせて【コルビー・ジャック】というチーズも造られています。
探してみてください。
《お酒とのマリアージュ》
もちろん、アメリカワイン!
と言いたいところですが…アメリカの赤ワインに合わせるのも良いですが、実はビールが一番合います。
日本産ナチュラルチーズ
日本人なら日本のナチュラルチーズは、食べておきましょう。
なんでもいいので、一つ自信をもって紹介できる物を探しておくと良いと思います。
私は、最近【川瀬チーズ工房】という北海道で造られているナチュラルチーズのチーズ工房にハマってます。
気軽に買える物ではないのですが、日本人が日本でウォッシュタイプのチーズを造っているって凄くないですか?
しかも、めちゃくちゃ美味しいです!
見かけた方は、ぜひ試してみて下さい。
《お酒とのマリアージュ》
合わせたいワインは、もちろん国産ワイン。
北海道ワインは、クオリティーが高い!日本産ナチュラルチーズと合わせて飲むのは最高のマリアージュです。
ソムリエ試験対策にもっとチーズを極めたい人はコチラ
【タイプ別編】【国別編】とご紹介しましたが、まだまだ知っていて欲しいチーズがたくさんあります。
以前ソムリエ試験で【ケソ・マンチェゴ】が二次試験の論述に出ました。
それを考えると、さらに詳しくレアなチーズも勉強しておいた方が良いと思います。
なので、ここで『食べて欲しいけど、知っているだけでも良いから覚えて欲しいチーズ』をご紹介します。
試験を受けない方も、美味しいチーズなので見付けたら食べてみて下さいね。
フランス【シャウルス】【マンステール】
- シャンパーニュ地方の白カビチーズ【シャウルス】
- アルザス地方のウォッシュチーズ【マンステール】
①【シャウルス】は、シャンパーニュ地方で造られる白カビタイプのチーズ。
シャンパーニュ地方で造られるという事は、シャンパーニュと相性抜群という事です。
味わいは、カマンベール・ド・ノルマンディーよりクセは無く滑らかな口当たりで食べやすい白カビチーズです。
②【マンステール】は、アルザス地方で造られるウォッシュタイプのチーズ。
オレンジ色の表皮が特徴的で、食感はむっちりしたやや弾力のあるクセありチーズです。
アルザス地方で造られると行く事は、ゲヴュルツトラミネールとの相性抜群です!
ややクセのあるチーズとゲヴュルツトラミネールの華やかな香りとフルーティーな甘みが絶品です。
イタリア【タレッジョ】【ペコリーノ・ロマーノ】【ゴルゴンゾーラ】
- イタリアのウォッシュチーズ【タレッジョ】
- イタリアの羊乳チーズ【ペコリーノ・ロマーノ】
- イタリア【ゴルゴンゾーラ】ピカンテ・ドルチェ
①【タレッジョ】は、イタリアで唯一のウォッシュチーズ。
むっちりとした食感と穏やかなクセのある香りが特徴的です。
カットで売っている事がほとんどですが、元々はとても大きな四角形のチーズです。
生産地は、ピエモンテ州・ロンバルディア州・ヴェネト州なのでイタリア北部のワインを合わせるのがオススメです。
②【ペコリーノ・ロマーノ】は、羊乳製のハードタイプのチーズ。
塩味が強いので少量で満足できる旨味凝縮チーズです。
そら豆とペコリーノ・ロマーノは、相性抜群なのでよく料理で合わせる事があります。
現在はサルデーニャ島で多く造られているチーズなので、サルデーニャのワインが合います。
③【ゴルゴンゾーラ】は、タイプが2種類ある。
熟成期間が長く、青カビがしっかり繁殖している硬めなゴルゴンゾーラは、ピカンテ。
熟成期間が短く、青カビが少なく塩味も優しい柔らかいゴルゴンゾーラは、ドルチェ。
どちらも、違う美味しさを楽しめます。
ちなみに、ゴルゴンゾーラも世界三大ブルーチーズの一つです。
ワインは、やはり甘口ワインが相性が良いです。
イタリアの甘口ワイン「ヴィンサント」なんかもオススメです。
スペイン【カブラレス】イギリス【ブルースティルトンチーズ】
- スペイン【カブラレス】
- イギリス【ブルースティルトンチーズ】
①【カブラレス】は、洞窟の自然界にある青カビを繁殖させて造っている青カビタイプのチーズ。
めちゃくちゃ珍しい造り方をしています。
一般的な青カビタイプのチーズは、青カビを添加して造ります。
しかし、カブラレスは洞窟で徐々に青カビが繁殖するのを待ちながら熟成させるのです。
結構青カビのクセが強い独特な味わいのチーズです。
合わせるワインは、シェリーや濃厚なテンプラニーリョがオススメです。
見かけたら食べてみて下さい。
②【ブルースティルトンチーズ】は、世界三大ブルーチーズの中で一番食べやすい青かびチーズ。
やや硬めでボソボソとするチーズですが、塩味や青カビのピリッと感も青カビチーズにしては優しく食べやすいです。
ワインは、甘口ワインやレイトハーヴェストなどのトロっとしている甘口ワインがオススメです。
ちなみに、世界三大ブルーチーズセットもありました。
青カビタイプのチーズは食べ比べないと本当に分からないので、ぜひ食べ比べてみて下さい。
ソムリエ試験はチーズやマリアージュも重要!!
ワインとチーズは、切っても切れない大切な仲間です。
ワインのプロ(ソムリエ・エキスパート)は、ワインだけ知っていてもダメです!ワインに共通する事も知っていてプロと言えます。
私が、チーズプロフェッショナル資格を目指した理由もそこにありました。
せっかくソムリエの資格を持っているのだから、チーズの事も分かっていた方が【自分も楽しく相手も嬉しい】かなと思ったからです。
今から、ソムリエやエキスパートを受験される方は合格に向けて必死だと思いますがチーズの事も大切な勉強の一部です。
完璧にチーズをマスターする必要はありません。
しかし、ある程度知っているだけで今後役に立つことが絶対多いです。
ワインを好きな方は、チーズを好きな方も多いはず!少し勉強をして、チーズの事も詳しくなってみましょう。
【チーズプロフェッショナル】という資格が気になる方は、こちらもご覧ください。
\チーズの詳しくなって自慢しちゃおう!/
よくこんな質問されるんだよね…