【季節限定チーズ】濃厚とろとろチーズ『モン・ドール』年に一度は、食べたい!




期間限定 製造・販売のチーズがあるのを知ってますか?

あるんです。

しかも、めちゃくちゃ美味しいチーズが!

とはいっても、

  • どんな味なのかな?
  • 季節限定なら…高そう。
  • 初心者でも食べれるの?

など、モンドールについて知らない方も多いと思います。

この記事では、

  • モンドールの特徴
  • モンドールどんな味わい?
  • 食べ方は?
  • 合わせて美味しかったワイン

など、『モン・ドール』の魅力をチーズプロフェッショナル(チーズの資格)&ソムリエであるYURIが詳しくご紹介していきます。

\これがモンドールだよ!/

モンドール(Mon d’Or)の特徴は?

モンドールとは、

  • 牛乳製のウォッシュチーズ
  • フランス・ジュラ地方で造られる
  • 熟成すると、トロトロになる
  • 製造販売が限定されている
  • モミの木の一種であるエピセアの樹皮を巻き付け熟成させる

などの特徴があります。

ウォッシュチーズとは、食塩水やお酒などで表面を拭きながら熟成させるチーズ。

クセはブルーチーズより独特なので好き嫌いは、しっかり分かれる味わいです。

しかし、一度ハマるとどんどん食べたくなる!そんな美味しいチーズです。

製造販売が限定しているのですが、

  • 製造期間(8月15日~3月15日)
  • 販売期間(9月10日~5月10日)

上記のように、決められています。

日本でも販売はありますが、5月10日まで売っている所は少ないです。

旬である、11月から長くて2月くらいまでは専門店に行けば買えますよ。

製造販売が限定のチーズだからこそ、希少で高級品!

チーズプロYURI
値段は5,000円弱~6,000円くらい…気軽には買えない値段ですよね。

私は、ワイン仲間の中では寒くなってくると「モンドールの季節だねー!今度、ワイン会の時食べましょうよ!!」という会話が毎年やって来ます。

高級品なので、一人で食べるのもったいない!という気持ちはありますが、みんなで割り勘すれば怖くない!という2つの気持ちで毎年食べていますよ。

『モン・ドール』ってどんな味のチーズなの?

モンドール
テイスティングコメント
  • ミルキーでまろやか
  • エピセア(木)の風味が複雑さを増す
  • 余韻が長い
  • ウォッシュチーズ感は強くない
  • 口あたりがトロトロで何度も食べたくなる

ひと言でいうと、

塩分はあまり強く、クリーミーでまろやか。そして、エピセアの木の風味が複雑で絶品!

そんな感じです。

木の香りがチーズにも付いているので、深みがあるホッコリした風味です。

ウォッシュチーズの中でも、クセが強くなく食べやすい方なのでウォッシュチーズ初心者さんでもおすすめですよ。

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季節限定チーズ『モン・ドール』の買い方・食べ方

チーズプラトー

モンドールを買う時や食べる時には、ポイントがあります。

これを知って美味しく食べましょう。

『モン・ドール』の買い方

チーズショップ

チーズを食べる前に、まずポイントがあります!

それは買い方。

もし、チーズ専門店で購入するときまたはネットで販売されているのを買う時は

✔食べる日を伝えましょう。

これが重要!

例えば、

  • 今週の週末にホームパーティーで食べます。
  • 2,3日後に、2人で食べます。
  • 今日夜食べます。
  • 手土産に持って行きます。今日食べるか分からない。

などの詳しい食べる日、出来れば人数なども伝えるといいですよ。

なぜかと言うと、ナチュラルチーズは、ワインと一緒で生きています。

要は、チーズも熟成するって事です。

なので、いつ食べごろなのかをはっきり伝えてプロに選んでもらうのが一番なんです!

モンドールに限らず、他のチーズもそうですよ。

チーズプロYURI
ぜひ、チーズ売り場の方へやネットの方は問い合わせで勇気を出して相談してみてくださいね。

『モン・ドール』の食べ方

モンドールカット

モン・ドールの美味しい食べ方をご紹介します。

  1. 食べ前最低1~3時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておく
  2. 食べる直前に、チーズの上部分を、丸く切り取る
  3. トロトロじゃない場合は、2本のスプーンで混ぜる
  4. このまま、スプーンですくってクラッカーやパンなどに乗せて食べる
  5. あまった場合は、切った蓋をしてラップをかけジップロックに入れて冷蔵庫で保存

上記の「事前に常温に戻す」ことが一番大切です。

チーズは、冷蔵庫からすぐ出して食べてもトロトロの美味しい状態にはなりません。

ぜひ、実践してみてくださいね。

また、常温に戻してもあまりトロトロにならなかった…という場合は、スプーンを2本使って練るように混ぜてみてください

熟成が若いと常温に戻しても、トロトロにならない場合があります。

その場合は、やってみてください。

あまった場合や2日目に食べる場合

モンドールは、サイズも大きく、一回で食べきれない場合もあります。

その場合におすすめなのが、「フォンドール」です。

上記の写真は、フォンドールではなくチーズフォンデュですが、イメージは少し似ています。

「フォンドール」の作り方は、

  1. 木枠にアルミホイルを巻き
  2. 刻みニンニクと白ワインを少々入れ
  3. オーブンで焼く

それだけです。

ニンニクと白ワインの風味が、また味わいを変えて美味しいですよ。

トロトロになったフォンドールを、パンに付けて食べてみてください。

入れた白ワインと一緒にマリアージュさせると、最高ですよ!

 今回『モン・ドール』と合わせたワインは

今回合わせたワインは、白ワインでした。

チーズには赤ワインと思う方も多いでしょうが、白ワインも結構合いますよ。

飲んだワイン
  • ワイン名:プイィ・フュイッセ
  • 造り手:ジャンブシャール
  • ヴィンテージ:2015年

ほどよいワインの酸味と、チーズのコクとミルキーな味わいが、バランスの良いマリアージュをしてくれました。

木の風味を感じるモンドールに、ワインの優しい樽の香ばしさも加わり、絶妙な美味しさでしたよ。

モンドールとワインを合わせるポイントは、

  • 樽で熟成させているワイン
  • フルーティーではなく、スッキリとした味わい
  • クセのない味わい

などが美味しくマリアージュさせるコツですよ!ぜひ、お試しください。

\ジュラ地方のワインとも相性抜群/

ジュラ地方のワインともマリアージュさせました。

とても美味しい組み合わせなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

気になる方は、⇩こちらの記事もご覧ください。

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毎年食べたい季節限定チーズ『モン・ドール』

ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル レトワール シャルドネ・トラディションとモンドール

モン・ドールは、いつも買えるチーズじゃないから季節を感じられます。

そして、いつも買えないから食べたくなる。

年末になると、旬の時期ということもありチーズ屋さんにはモンドールがたくさん並びます。

美味しいモンドール、食べ頃のものを、美味しくなる食べ方でぜひ食べてみてくださいね。

見付けたらちょっと高いけど、クリスマスや年末年始などにおすすめですよ。

みんなでワインを飲む時には、ぜひマリアージュしてみてください。

\年に一度は食べたい!モンドール/

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