
こんにちは、ソムリエールYURIです。
今回も引き続き【「赤ワインは苦手!」と言ってるそこのあなた。赤ワインの選び方間違ってませんか?】パート④です。やっと最終回です。長々とお付き合いいただきありがとうございました。今回はワインの味わいの重さ軽さについてお話します。
★ も く じ ★
赤ワイン選ぶ時 こんな事してませんか?
このテーマの記事で毎回書きましたが、こんな感じで赤ワイン選んでませんか?
- 国や地方限定で選ぶ (例:基本フランスワインのコーナーしか見ない、フランスの赤ワインならどれでもいい など)
- 産地を見ずにブドウ品種だけでワインを選ぶ (例:カベルネ・ソーヴィニョンが好きなのでそればかり買う)
- 値段の高いワインばかり買う (5,000円以上)
- 金賞受賞・受賞ワインばかり買う
- 産地を見ずにフルボディやライトボディなどの味わい表記だけを見てワインを選ぶ
パート①で1をパート②で2をパート③で3と4を解決しましたね! では、残り最後の5を学んでみましょう。
ワインの味わいの濃い軽い

最近だと親切なワイン輸入会社が多くて、ワインボトルの裏に
フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディ
なんて書いてあったり、このくらいの味わいだよ!とマークしてあったりしますよね。
ワイン屋さんでも、プライスカードに⇑この表記が書いてあったりします。
では、フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディ何がどう違うのでしょうか?
赤ワインの味わい表記の違い

もちろん、そのワインを飲んだ事がある人が『これは、フルボディだ!』とか『このワインは、ミディアムボディだ!』とか決めてると思いますが。でも、ワインを買った側は、思っていたのと違うな?って思う事多いと思います。
例えば、私がミディアムボディのワインを飲みたくてボトルの裏に書いてあった表記のミディアムボディのワインを飲んだとします。でも、残念ながら私の口にはライトボディにしか感じられなかった。これ、ありますよね。

そもそも論どうやってこの味わいを決めてるのでしょうか?
その答えは、またまた国・地方+ブドウ品種です!!!
結局ここにたどり着くのです。
という事は、その表記を見るよりもブドウ品種と生産地をワインのラベルから読み取れればいいんです。

そうですよね。じゃあ、慣れるまでは店員さんに飲みたいなと思ったワインのブドウ品種や生産地を質問しちゃえば良いんです!ねっ簡単★
そして、毎回聞いてるうちに、段々どのワインがどのブドウ品種か分かってくると思いますよ。
早速ワイン屋さんやスーパーで実践してみましょう!
赤ワインの味わい表記で失敗しない選び方
フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディって結局何?って思いますよね。
そんな方はこれ⇓を見て。
フルボディ=濃厚・濃いめ
ミディアムボディ=中程度、濃くもありあっさりもあり
ライトボディ=軽い・さっぱり
イメージはこんな感じです。
ブドウ品種で当てはめると、これは私の独断で選びますが…
フルボディ⇒カベルネ・ソーヴィニョン、シラー
ミディアムボディ⇒メルロ、サンジョベーゼ
ライトボディ⇒ピノ・ノワール
他にもブドウ品種はたくさんありますが、有名な5種類を分けてみました。
しかし、ココで注意点!!!!
ブドウ品種だけで選ぶと…飲みたい赤ワインに出会えないんでしたよね。※詳しくはパート②を読んでね。
ココで問題です!
問)濃厚どっしり渋味もあるカベルネ・ソーヴィニョンが飲みたい場合、ブドウ品種+何でワインを選べばいいでしょうか?

答えは…ブドウ品種+味わい+国・地方+値段です!
まさかの、4つを組み合わせる難易度高めの問題でした。
では、なぜこの4つを組み合わせなくてはいけないのでしょうか?
『濃厚どっしり渋味もあるカベルネ・ソーヴィニョン』
ポイントは【濃厚どっしり】【渋味】【カベルネ・ソーヴィニョン】に分けて考えます。
【濃厚どっしり】=フルボディ=《味わい》
【渋味】=フランスやイタリアなどの気候のワインで3千円以上 又は 大量生産ではなく熟成向きに造られているワイン(=どの国でもいいが高級ワイン)=《国・地方&値段》
【カベルネ・ソーヴィニョン】=《ブドウ品種》
今まで学んだ総復習って感じですね。分かっていても、やっぱり難しいですよね。
なので、ボトルの裏にフルボディ・ミディアムボディ・ライトボディ味わい表記が書いてあったら
- 何のブドウで造られたワインか?
- 生産地はどこか?
- 値段はいくらか?
この3つを組み合わせて、どうフルボディ・ミディアムボディ・ライトボディなのか?を想像して選んでみてください。
これで、味わい表記だけで選んで失敗する事は少なくなると思いますよ♪
最後に…

文章で書くと簡単に選べそうですが…頭で分かっていてもワイン選びを失敗してしまう事は多いです。こんなにワインを飲んでる私ですら時々はずします!(笑)でも、毎回チャレンジしていくと少しずつ自分好みのワインを選べるようになります。そして、それが楽しくもなります。ワインの味を想像しながらワインを選ぶ時は、もうめちゃくちゃ楽しいです。私も有名なワインショップのセラーの中なんかに入ったら、ニヤニヤが止まりません♪
ワイン選びも、『挑戦と経験と自分を知る事』が大切かな。って思います。
みんなで楽しくワインについて話ながら飲めると良いですね。ビビらず、楽しくワインを選んで飲んでみましょう★