白ワインは、選び方で味わいが大きく変わる!
白ワインはどれを飲んでも、選んでも対して差がないと思っている方もいると思います。
ワインを勉強する前は、私もそんなことを思っていました。
しかし、
- 買った白ワインが結構甘かった
- 好きなブドウ品種買ったのに、イメージが違った
- フルーティーさより、酸味が強すぎた
など、意外にイメージしていた白ワインと違ったということもあります。
この記事では、
- 白ワインの選び方NG方法
- 白ワインを選ぶポイント
- 失敗しない飲み方
- 白ワインをよりおいしくするおつまみ
などを、白ワイン大好きなソムリエールYURIが詳しくご紹介していきます。
赤ワインの選び方を知りたい方は、↓こちらをご覧ください。
★ も く じ ★
白ワインの選び方NG方法
まず白ワインを選ぶときにやりがちな、NG方法をご紹介します。
- 味わいだけで選ぶ
- ブドウ品種だけで選ぶ
- 産地だけで選ぶ
- 値段で選ぶ
上記のような選び方していませんか?
している方は、飲みたいなと思った白ワインに出会える確率を下げている可能性があります。
上記の項目には、ワインの特徴や味わいの謎が隠されているのです。
↓ブドウ品種や味わいなどの特徴は、私がワイノミで執筆したコラムを読んでみてくださいね。
ソムリエが教える!白ワインの選び方と予算別おすすめ商品21選
すぐにおすすめを知りたい!そんな方は、白ワイン以外もありますが成城石井のワインをご紹介中。
↓こちらもご覧くださいね。
成城石井で買えるワインおすすめ12選!!ソムリエも唸るおいしい商品ご紹介
白ワインを選ぶポイント
白ワインは、極甘口〜辛口まで味わいはさまざまです。
しかし、ポイントを押さえれば飲みたいワインを選べます。
まずは、
- 自分の好みを知る
- 産地+ブドウ品種を組み合わせる
- 3,000円以内を選ぶ
上記の3つの項目を実践してみましょう。
自分の好みを知る
一番大切なのは、
です。
例えば、
- 酸味があるすっきり系の辛口
- コクのあるしっかり系の辛口
- フルーティーでほんのり甘口
- デザートとも合う飲みやすい甘口
- 濃厚な極甘口
など、いつも飲んでおいしいなと感じるワインの味わいをメモしておきましょう。
自分が好きな味わいが分かると、ワインショップやレストランで選んでもらいやすくもなりますよ。
おいしいなと思ったワインは、ワインのラベルを写真に残しておくのがおすすめ!
集めたワインの写真コレクションを見ると、意外に似たワインが多かったということもあります。
それが、自分が好きなワインなんです。
しかし、ワインを飲んでいくと好みは変化します。
また、疲れているとき、大人数で飲んでいるときなど、自分の体調やシチュエーションによっても変化することも。
産地+ブドウ品種を組み合わせる
【産地+ブドウ品種】を組み合わせることで、白ワインの味わいは大きく決まります。
たとえば、冷涼な地域で生産されたブドウは、爽やかさやスッキリとした味わいを楽しめることが多く。
温暖な地域で生産されたブドウは、フルーティーで果実の甘味を楽しめる味わいのタイプが多く生産されます。
したがって、生産された地域の気候や平均気温などを知っておくと、スッキリ系かフルーティー系かイメージしやすいですよ。
また、フランスやイタリアなどは、北部と南部でも同じブドウ品種でも味わいが変わります。
地域の味わいに馴染みやすいブドウ品種である、シャルドネを取り上げてみると、北部のアルザス地方と南部のラングドック地方では結構変わるんですよ。
産地とブドウ品種をかけ合わせて、自分好みの味わいのタイプや料理に合わせてみてくださいね!
すぐ飲むなら3,000円以内がおすすめ
ワインは、高級な方がおいしい!と思っている方は多いのではないでしょうか。
もちろん、高級なワインはおいしいです。しかし、ワイン初心者さんが1万円のワインを飲んでも、おいしさを堪能できません。
したがって、1,000円程度〜3,000円前後のワインを選ぶようにしてみましょう!
なぜこのくらいの価格がおすすめかというと、飲み方をこだわらなくてもおいしく飲めるからです。
高級なワインは、「熟成しないと味わいが開かない」「デキャンタージュした方がいい」「グラスは大きめでゆっくり飲む」など、おいしく飲むためにいろいろこだわらなくてはいけない場合もあります。
しかし、1,000円程度〜3,000円前後のワインは、開けてすぐおいしいワインが比較的多いです。
白ワインをいろいろ飲んでみたい方は、まずは1,000円程度〜3,000円前後の価格帯のワインを選んでみてくださいね。
白ワインを飲む失敗しない方法
せっかくおいしく白ワインを購入したのだから、失敗せずにおいしく飲みたいですよね。
ポイントは、
- 温度を冷やしすぎない
- ワインに合うワイングラスを選ぶ
- 時間をかけて飲んで見る
です。以下では、白ワインを飲む失敗しない方法をご紹介します。
実践してみましょう!
温度を冷やしすぎない
白ワインは、冷やして飲むお酒です。そこは間違っていません。
しかし、冷やしすぎると白ワインのおいしさが感じられずに飲み終わってしまう場合があります。
白ワインは、温度が低ければ引くほどスッキリ爽やかな風味なりますよ。
したがって、フルーティーさや芳醇さを楽しみたい場合は、ワインクーラーで冷やし続けるのではなく、出し入れしながら飲むのがおすすめです。
最初は、冷蔵庫でしっかり冷やしておいて、徐々に温度が上がり、風味が出てくるという飲み方が飲みやすいですよ。
ワインに合うグラスを選ぶ
どんなワインでもグラスを変えるだけで、味わいや香りの感じ方が変わります。
すごくこだわる方は、ブドウ品種ごとにワイングラスを変える場合もありますが、家に何脚もグラスを所持するのは大変ですよね。
白ワインを飲むためにおすすめのグラスは、
- スッキリ爽やか系は、縦長でボールは小さめで、飲み口がすぼまっているタイプ
- 濃厚系は、赤ワインのグラスのようにボールが大きく飲み口も広いタイプ
上記の2タイプ。
一般的に縦長のグラスで飲むことが多いですが、樽の風味がしっかりある濃厚系な白ワインはグラス内で香りを引き出すためにも大きめなグラスがいいですよ。
どちらも持っていない方は、まずは一般的な縦長のグラスで飲んでみましょう。
\こちらは赤白兼用のグラスだよ!/
\↓芳醇な濃厚白ワインは、このグラスで!/
時間をかけて飲んでみる
白ワインは、赤ワインよりもクセが少なく飲みやすいタイプが多いです。
そのため、時間をかけずにさらっと飲んでしまうことがないでしょうか。
白ワインも赤ワイン同様に、じっくり時間をかけて飲むと変化する場合がありますよ。
空気に触れることで、ワインのフルーティーさ、複雑さ、華やかさがグラス内で広がるのです。
とくに、3,000円前後の白ワインは時間経過で、風味が開きおいしくなることがあるので、じっくりゆっくり時間をかけて味わってみてくださいね。
白ワインをよりおいしくするおつまみ
おつまみ一つで、白ワインのおいしさが倍増するんです!
たとえば、一口飲んで苦手だなと思った白ワイン。
何が苦手だったかを考えてみると、合わせておいしくなるおつまみが分かりますよ。
ポイントを抑えて、白ワインとおつまみを上手にマリアージュしてみましょう。
酸味が強い白ワインには、ドライフルーツ
酸味がしっかりある、すっきり系の白ワインには、甘味と旨味が凝縮したドライフルーツがおすすめです!
白ワインの酸味をマイルドにしてくれて、旨味や濃厚な甘味もプラスされるので、さらに美味しく飲むことができます。
おすすめのドライフルーツは、
などが合わせやすいですよ。
ベリー系のドライフルーツは、やや酸味があるので、甘みを足したいなという場合は、上記のような甘味が詰まったドライフルーツがマリアージュ度高めです。
余韻の長い白ワインには、濃厚チーズ
チーズは、ワインとの相性がいいのでおすすめです。
とくに白ワインと合わせやすいのは、シンプルなハード系がおすすめ。
たとえば、
などが私の一押しです。
どんなチーズか詳しく知りたい方は、チーズ名をクリックしてみてね。
\私の冷蔵庫に常にあるチーズ「コンテ」/
甘口の白ワインには、塩味の強いもの
甘口の白ワインには、ブルーチーズがよく合います。
ブルーチーズに、はちみつをかけて食べたことありますか?そんなイメージです。
甘味と塩味の調度いいバランスが最高なんですよ。
甘口タイプの白ワインは、デザートワインとしてケーキやお菓子と飲まれがちですが、ブルーチーズと一緒に食べるとおいしいお食事ワインに!
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
おすすめのブルーチーズを知りたい方は、↓こちらからご覧ください。
個性派ぞろい!ブルーチーズのおすすめはコレ!ランキング形式でご紹介
白ワインの選び方は、産地+ブドウ品種を考えよう!
白ワインは、種類がたくさんあり、どれを選べばいいか分からなくなることもあると思います。
しかし、「産地+ブドウ品種」で組み合わせながら選んでみると、自分の好みに近付ける場合が多いです。
また、自分の好みを知ることも重要なポイントなので、好きな味わいや苦手な味わいを覚えておくことが大切ですよ。
そして、苦手だなと思ったワインでも、飲み方やおつまみをこだわることでおいしく変化することがあります。
苦手だと思っても捨てずに、上記でご紹介した方法を試してみてくださいね。
いろいろな白ワインを飲んで、自分好みの味わいを探してみましょう。
赤ワインの選び方も知りたい方は、↓こちらをご覧くださいね。