ドイツワイン|ロゼの造り方を学ぼう!おすすめワインもご紹介

ドイツワインのロゼを飲もう!



ドイツワインのロゼは、色々な種類がある!

世界各国でロゼワインは造られていますが、もちろんドイツでも造られています。

ロゼワイン大好きだから、ドイツのものも飲んでみたい!

ドイツワイン、ロゼワイン好きは、飲みたいですよね。

ドイツで造られるロゼワインは、タイプが豊富!

そして、味わいも甘口~辛口までさまざまです。

この記事では、

  • ドイツワインのロゼのタイプ
  • ドイツのロゼワインの選び方
  • おすすめドイツのロゼワイン辛口3選

などを、ソムリエールYURIが詳しくご紹介していきます。

ドイツのロゼワインに詳しくなって、美味しく飲みましょう!

\キツネのラベルが可愛い!おすすめロゼ/

ドイツワインの特殊なロゼのタイプ

ロゼワイングラス

ドイツのロゼワインは、大きく分けて4つあります。

  1. ロゼワイン(一般的なもの)
  2. ヴァイスヘルプスト
  3. ブラン・ド・ノワール
  4. ロートリング

ひと言で、ドイツのロゼワインといっても造り方や規定がさまざまあるんです。

では詳しく、見ていきましょう。

①ロゼワイン

ドイツで造られる一般的なロゼワインとは、

✔赤ワイン用の品種のみから造られたもの。

を示します。

色合いは、淡いものから明るいものまであり、味わいもさまざまです。

補足
赤ワインと白ワインをブレンドして造るピンク色のワインも存在しますが、これは法的に「ロゼワイン」とはラベルに表記できない特殊なものになります。

②ヴァイスヘルプスト

Weißherbstヴァイスヘルプスト】と表記されます。

このロゼワインの特徴は、

  • 単一の赤ワインのみで造られるロゼワイン
  • 原産地呼称保護ワインQualitätsweinクヴァリテーツヴァインまたは、Prädikatsweinプレディカーツヴァインであること
  • 5%までは同じブドウ品種の赤ワインを添加して良い(色合いの為に)

などがあります。

色合いには規定がないので、白ワインのようなものも存在します。

③ブラン・ド・ノワール

Blanc de Noirsブラン・ド・ノワール】と表記されます。

ブラン・ド・ノワールの特徴は、

  • 赤ワイン用のブドウを使用する。
  • 発酵前に圧搾した果汁から造られる。
  • 見た目は、白ワイン!

などがあります。

ブラン・ド・ノワールは、EUの表記規定改訂によりドイツもラベルに表示できるようになりました。

まだ、ドイツワイン法で定められた用語ではないので、表記が間違っていることもあるそうです。

色合いは、ほぼ白ワインなのでピンク色のロゼワインをイメージしている方は、驚くと思います。

補足
ブラン・ド・ノワールいうと、黒ブドウのみから造られるシャンパーニュのことを想像される方も多いと思いますが、ドイツだとロゼワイン(見た目は白ワイン)とゼクト(スパークリング)の2タイプがあるようです。

④ロートリング

ロートリングは、

✔赤ワイン用と白ワイン用のブドウを混ぜて造る方法

です。

完成したワインを混ぜるのではなく、ブドウや粉砕した果汁を混ぜて、圧搾・醸造します。

色合いは、淡いものから明るい赤色のものまでさまざまあります。

また、産地で違う名称を持つのも特徴的です!

  • ヴュルテンベルク…Schillerweinシラーヴァイン
  • バーデン…Badisch Rotgoldバーディッシュ・ロートゴルト
  • ザクセン…Schielerシーラー

ロゼワインを買う時は、ラベルを確認してみてくださいね。

ドイツ産ロゼワインの選び方

ワインボトル

ロゼワインのタイプを学んだところで、自分でドイツ産のロゼワインを選んでみたいですよね。

ここでは、

  1. 産地で選ぶ
  2. 造り方で選ぶ
  3. 味わいで選ぶ

上記の、選ぶポイント3つをご紹介します。

①産地で選ぶ

ドイツブドウ畑

ワインを選ぶ時は、産地によって味わいや造られるブドウ品種が変わります。

深みのあるロゼワインを飲みたい方には、

アール、ファルツ、バーデン

上記の地域が特におすすめです!

なぜかと言うと、上質なシュペート・ブルグンダー(別名:ピノ・ノワール)ができる産地だからです。

ソムリエールYURI
産地から選ぶのも楽しいよ!

②造り方で選ぶ

ワイン造りの機械

先ほどご紹介した、ロゼワインのタイプに繋がります。

  • 赤ワイン用のブドウから造られるのか?(ロゼワイン、ヴァイスヘルプストなど)
  • 白ワイン用のブドウがベースなのか?(ブレンドワインなど)
  • 赤白混ぜているのか?(ロートリング)

上記の3つを、考えて選びましょう。

ラベルに、タイプが記載されているはずなので、確認してみましょう。

造り方やタイプを覚えるのがむずかしい方は、ブドウ品種で判断するのも良いですね。

③味わいで選ぶ

ロゼワインで乾杯

甘口か辛口かを判別するには、色々ドイツ語を覚えなければいけません。

これがややこして難しい。

基本的には、

  • プライスカードを見る
  • 店員さんに聞く
  • ラベルの裏の、輸入元の味わい表記を見る

がおすすめです。

自分で選んでみてい!という方は、ドイツワインの残糖値の規定表示を参考にしましょう。

  • トロッケン…辛口
  • ハルプトロッケン…中辛口
  • アイスヴァイン…甘口~極甘口

有名な表記を3つあげました。

他にも色々ありますがなどが、ロゼワインを買うなら上記3つを覚えておけば十分ですよ。

ソムリエールYURI
自分で選ぶ楽しみを、見つけてみましょう!

おすすめドイツワインのロゼ 辛口3選

ワインショップに並ぶボトル

ここでは、私が飲んだことある美味しいドイツワインを3種類ご紹介します。

どれも食事に合わせやすい辛口タイプのロゼワインですよ。

ぜひ、飲んでみてください。

ピザ×ロゼ!シュタッフェルター・ホフ「カサノヴァ・ロゼ・トロッケン」

おすすめポイント
  • スッキリだけど、深みがある!
  • イチゴやラズベリー系の果実味が美味しい
  • 程良い酸味が食事に合わせやすい

こちらのロゼワインは、トマト系のピザと合わせてみました。

トマトの酸味とワインの果実味が相性抜群でしたよ。

ぜひ、ピザと一緒に試してみてください。

\ピザに合う!スッキリ系ロゼ/

華やか系ロゼ!フリードリッヒ・ベッカー「ベッカー・プティ・ロゼ」

おすすめポイント
  • ラズベリー系の果実味と、オレンジの香りが広がる華やかな一本
  • ジューシー感があり、飲みやすい
  • 以外に、タンニンもあり飲みごたえがある

最初は、ベッカー家の自宅用として造られたロゼワインでした。

可愛い色合いですが、しっかりとした深みがあり飲みごたえもあります。

温度を上げて、華やかな香りと味わいを楽しむのにおすすめのロゼワインですよ。

\華やか系ロゼワイン!/

和食×ロゼ!ヨーゼフ・ビファー「シュペートブルグンダー・ロゼ・トロッケン」

おすすめポイント
  • コストパフォーマンス抜群!
  • イチゴや木いちごのニュアンスが楽しめる
  • 酸味・渋味・甘味のバランスいい味わい

日本人醸造家が手がける、ドイツのロゼワイン。

和食に合うバランスの良い味わいです。

1,000円台で、この味わいはコストパフォーマンス抜群!

冷やして天ぷらや鍋に合わせて欲しい、そんな美味しいロゼワインです。

\和食に合わせたい!ロゼワイン/

ドイツワインのロゼは、実は面白い!!

ロゼワインを海辺で飲む

世界各国で造られているロゼワイン。

ドイツは「赤ワインと白ワインを混ぜる」や「赤ワイン用と白ワイン用のブドウをブレンドして造る」など、他の国と違う方法のロゼワインも存在します。

ちょっと知っていると、ワイン選びも面白く、楽しくなりますよ。

ドイツワインのロゼを、ぜひ探して飲んでみてくださいね。

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