こんにちは、ソムリエールYURIです。今回は久しぶりにワインのお話。
私が大好きな造り手さんのワインもご紹介しますね。お楽しみにー♪
★ も く じ ★
フランス・ブルゴーニュ地方 赤ワインのブドウ品種
フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワインのブドウ品種は何か知っていますか?
ブルゴーニュ地方では、主に赤ワインのブドウ品種は2つしかありません。他にも認められているブドウ品種もありますし、最近は他のブドウを造っている造り手もいるかもしれませんが、一般的にはピノ・ノワールとガメイこの2種類と思っていただいて良いです。
ではまず、ピノ・ノワールとガメイの特徴や造られる場所をご紹介します。
フランス・ブルゴーニュ地方産 ピノ・ノワール 【Pinot Noir】
造られる場所:フランス・ブルゴーニュ地方ほぼ全体で造られます。
ブルゴーニュ地方は、4つの県・7つの地区から出来ています。ピノ・ノワールが一番有名なのはコート・ドール県です。北部にコート・ド・ニュイ地区・南部にコート・ド・ボーヌ地区があります。
生産しているブドウ品種は、赤ワインの品種だとピノ・ノワール。白ワインの品種だとシャルドネやアリゴテなどと少ないのです。しかし、縦に長いブルゴーニュ地方は、ブドウを造る土地や場所によって・造り手によって全く異なる味わいのワインが造られます。
そして、この地区には畑の格付けがあります。これによって、味わいも値段も全然変わります。例えば、道路を挟んで右側は特級畑なので1本数万円のワインを造っています。しかし、道路を挟んで左側は格付けが付いてないので、3,000円前後で買えるワインを造っています。これ、ブルゴーニュワインあるあるです★面白いですよね。
ガメイ【Gamay】
造られる場所:フランス・ブルゴーニュ地方のローヌ県ボジョレー地区で造られています。
ボジョレー地区と聞いて『あっ!』っと気付いた方もいると思いますが、ボジョレーヌーヴォーを造っている場所です!
という事は、ガメイはボジョレーヌーヴォーのブドウ品種ってわけです。
ワイン好きな方なら、ボジョレーヌーヴォーを人生で一度は飲んだ事あると思うので…実は、ガメイを知らないうちに飲んでいた!って事になりますね。
《ガメイの味わいや香りの特徴は…》
とにかく飲みやすくて、果実味豊か系赤ワイン。チャーミングな印象っとよく表現されますが。甘いベリーの香りや味わいが強く、渋みはそんなに感じません。酸味は強くないですが、それなりにあるので酸味が苦手な方はしっかり冷やしてから飲んだ方がスッキリ飲めますよ♪
料理に合わせなくても、果実味豊かなのでワインだけで十分楽しめるブドウ品種ですね。
ピノ・ノワールには、どんな特徴があるの?
ピノ・ノワールと言っても生産地によって味わいは大きく変わります。例えば、アメリカ・カリフォルニア州のピノ・ノワールとフランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールを飲み比べてみると、全く違うので同じブドウ品種なのか疑いたくなるくらいです。
アメリカ・カルフォルニア州のピノ・ノワール⇒甘みが強く、ジャーミー(果物を煮詰めたような)香りと味わい。ミディアムボディ
フランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワール⇒お花のようなエレガントな香りで、爽やかな酸味と控えめな果実の香りと味わい。 ライトボディ~ミディアムボディ
こんなイメージです。
では、今回はフランス産のピノ・ノワールの特徴を見てみましょう!
- ワインに、透明感がある。
- 色合いは、澄んだ紫がかった淡い赤。
- 香り・味わいは、クランベリーやラズベリーなどの酸味を少し感じる赤い果実。
- 程良い酸味が特徴。
- 造り手や畑によって、ライトボディにもフルボディに近い味わいにもなる!
- とにかく香りが良い。
- 女性的ともいわれる、エレガントなワイン
ソムリエールYURI的には、こんな感じな特徴があるかなと思っています。
私も、色々なワインを飲んできてハマってましたが…最後はやはりブルゴーニュのピノ・ノワールが一番美味しいなという結論に達しました。ハマると怖いワインの値段ではありますが。でも、やっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールが好きです★ソムリエールYURIがハマった理由の一番は⑤『造り手や畑によって、ライトボディにもフルボディに近い味わいにもなる!』という所ですね。造り手によって、そして畑によって変わるピノ・ノワール!面白くて仕方ありません。
この面白さを、ぜひ味わってみてほしいです。
フランス・ブルゴーニュワインの造り手【ニコラ・ロシニョール】
ソムリエールYURIが大好きな造り手さん
【ニコラ・ロシニョール】NICOLAS ROSSIGNOL
このワインとの出会いは、以前働いていたワインショップでした。入荷したワインを見た時は、白いラベルに文字しか書いてないラベルで。。。あまり印象に残らないボトルだなぁー美味しいのかな?くらいに思ってました。特に「飲んでみたい!!」と思った事もありませんでした。
しかし、その印象をガラッと変えたのは自店で行われたテイスティングイベントでした。
造り手来日イベントだったので、初めてニコラ・ロシニョール氏にも会うことが出来ました。ワインはもちろん最高に美味しかったのですが、私はニコラ・ロシニョールの人柄に惚れました。気さくで、ユーモラスで、でもワインの事を真剣に語るあの眼差し★
最高にカッコいい造り手さんだ!!と思いました。今まで何人もの造り手さんと接する機会はあったのですが、こんな感情は初めてでした。
あのシンプルなラベルにも、ワインに自信があるからこその思い入れなのだと気付きました。ここから、ソムリエールYURIのニコラ・ロシニョール愛が爆発していきました。(通称:ニコちゃんと勝手に呼んでます)(笑)マイセラーにも、しっかり熟成させていますよ★
今回飲んだ、ニコラ・ロシニョールのワイン
ワインが飲めるようになったら、絶対に一番に飲もうと思って取っておいた
2015年 ブルゴーニュ ピノ・ノワール / ニコラ・ロシニョール
実は2日間かけて飲んだのですが、やはりまだまだ熟成できるポテンシャルがありました。1日で飲まなくて良かったと心から思いましたねー。
簡単にテイスティングコメントを書きますね。
色合いは、濃いめのルビー色で少しピンク色も見える。
香りは、2日目でやっと開いてきた。甘いベリー系の香りに黒系の果実の香りも感じる。さすが、ヴォルネイ(畑名)の造り手と思わせるような甘いだけじゃなく渋味の香りもある。酸の香りは弱いが、アルコール感の香りはしっかり感じる。
味わいは、ピノ・ノワールにしてはタンニン(渋味)が強め。もっと熟成できるポテンシャルあり。果実の甘味よりは、果実の種や皮の深みを感じる味わい。
こんな感じですかねぇ~♪まぁ、グダグダ言ってますが…
これが、素直な感想です。(笑)本当に美味しくて、これぞニコラ・ロシニョール!!って味わいでした。いやー本当に美味しかった★
ブルゴーニュワインに合わせたいチーズ
ブルゴーニュワインといえば、ブルゴーニュ地方で造られたチーズを食べたい。
という事で、エポワス(Epoisses)をご紹介します。
話は戻って、エポワスのご説明。
エポワスは、ウォッシュタイプのチーズです。ウォッシュタイプとは、塩水やお酒で洗いながら熟成させるチーズの事を言います。洗うと言っても、バシャバシャ洗うのではなく手でなでる様に洗ったり、ブラシで表面をこするように洗います。
このエポワスというチーズは特殊で、お酒で洗っているのですが『マール・ド・ブルゴーニュ』という蒸留酒で洗っています。
マール・ド・ブルゴーニュを使う事で、少し香ばしい香りや味わいを感じる事が出来ます。
熟成して食べ頃になると、中もトロトロでスプーンですくって食べるほどです。これがまた美味しいんです!
ちなみに、クセは結構強めです!ソムリエールYURIは、チーズの中で3位までに入るほど大好物です。(笑)
熟成が若いと、白ワインに合わせても良いと言われています。熟成して食べ頃だと、ブルゴーニュの赤ワイン ピノ・ノワール種が使われたワインが最高に合います。ぜひ、試してみて下さい。
最後に…
ブルゴーニュワイン飲みたくなりましたか?私は、この記事を書きながら次は何飲もうかなぁと考えていました。
ワインは、年号、造り手、産地、ブドウ品種など様々な要因で1本のワインが造り上げられます。ブルゴーニュワインとひとくくりに言ってしまうのは良くないですが、ブルゴーニュワインは本当に美味しいですし、奥が深い。そして、面白い!!!
しかし、私も最初からブルゴーニュワイン ピノ・ノワールが大好きだったわけではなく。むしろ最初は、嫌いでした!(爆)
これが素直な気持ちでした。でも、ある日ブルゴーニュのワインが凄く美味しく感じられるようになったのです。不思議ですね。味覚って変わるんですね。
そこからは、ブルゴーニュワインの魅力にどっぷりつかって抜け出せなくなっています。
今、ブルゴーニュワイン、ピノ・ノワールが苦手な方もある日運命のブルゴーニュ ピノ・ノワールと出会う事があると思います。その時を楽しみに待ちながら、今は自分が好きなワインを飲んでいくのが良いと思います。
皆さんが、運命のブルゴーニュワイン・ピノ・ノワールに出会えますように★