CLAUDE DUGATのワインはいくらでも熟成できる…!?
さすがに50年100年とはいきませんが、私も同感です。
- 飲みたいけど、飲み頃が難しそう
- セラーがないと熟成出来ないでしょ
- そもそも高いし買えないよ…
- 欲しくてもワインショップに行っても買えないイメージ
私もそう思ってます。飲んだ今も思ってますよ。
今回は
- クロード・デュガ飲んでみたい方
- セラーに眠っているけど飲むタイミングを掴めない方
そんな方へ、ソムリエールYURIが2012年ブルゴーニュ・ルージュを飲んだ感想交えながら
「この位が飲み頃かな!」をお伝えしていきます。
⇩ヴィンテージ違いの【クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュ】
★ も く じ ★
CLAUDE DUGATはどんな造り手?ブルゴーニュ・ルージュとは?
私のクロード・デュガの最初の印象は
『ラベルがブルゴーニュワインにしては特徴的で覚えやすいな!』でした。
皆さんは、クロード・デュガの印象って何かありますか?
ではまずは、クロード・デュガとはどんな生産者さんなのかを知っていきましょう。
クロード・デュガとはどんな造り手さんなの?
今回は以前買った事のあるインポーターエノテカのサイトを抜粋・まとめさせてもらいました。
- クロード・デュガは、ジュヴレ・シャンベルタンのカルト的人気を誇るトップドメーヌ。
- 所有するブドウ畑は僅か3haしかなく、極端に収量を抑えているため、非常に生産量が少ないことでも有名。例えば、生産量が多い年でもたった50ケース程しか生産されないワインも。
- 1993年の特級畑グリオット・シャンベルタンは、パーカー・ポイントで100点満点を獲得。1980年から2009年までで、ロバート・パーカーが100点満点を付けたブルゴーニュの赤ワインは、ロマネ・コンティやルロワのラトリシエール・シャンベルタンなどたった5本しかないが、その内の1本。
- クロード・デュガが目指すのははあくまで自然なワイン造り。化学肥料を与えず、土壌を刺激するために岩草や海草を畑に与えこれによりテロワールの個性を際立たせます。
- 現在クロード氏は、妻であるマリー・テレーズ女史と3人の子供と共に栽培と醸造を行い、ブルゴーニュ・ルージュ、ジュヴレ・シャンベルタン村名、一級畑2種、シャルム、シャペル、グリオットという特級畑3種の計7種類のワインを世に送り出しています。
やはり生産量が少ないので高い・レア物になる訳ですね。
そして、造り方がとても丁寧。
自然派で造り、ブドウの気持ちに寄り添い、大切・丁寧な造り方をしてるからこのお値段になるんでしょうね。
うん。納得したくないけど…高いのはしょうがない気がしますね。
⇩これが噂のパーカーポイント100点を獲得した事がある畑のワイン
クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュはどんなワイン?
ブルゴーニュ・ルージュというワインは、造り手が所有している畑のブドウを自由にブレンドして作り出す事が基本的に多いです。
クロード・デュガのブルゴーニュ・ルージュは【ジュヴレ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニの間の区画のブドウ】を使用して造り出しています。
特級畑のブドウ(5万~10万円くらいのワイン)は入ってないんですかね。
もしかしたら、混ざっているかもという期待をしながら飲むのもブルゴーニュ・ルージュの面白さですよ。
クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュを飲んで
今回飲んだのは2012年のブルゴーニュ・ルージュ。
2019年に飲んでいるので、実質7年熟成の物という事になりますね。
では、2012年はブルゴーニュにとってどんな年だったのでしょうか?
一般的なヴィンテージチャートを見ると
5段階中4番目に良い年【とても良い年】に分類されています。
近年ブルゴーニュの赤ワインは、比較的良い年が多いのが特徴的ですね。
2012年【クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュ】香り・色合い
- 熟成感を感じる紫の色合いは無く、イチジクの皮のような色合い
- ややスモーキーな樽の香り(デュガの香り!!!って感じの良い香り。飲んだ事ある方は分かる)
- 黒系果実な香り(プルーン、ブラックチェリー、ブラックベリー)
- 爽やかなフレッシュな香りも感じられる
- 時間(1時間後位)が経つにつれ、ドライフルーツのような甘酸っぱい香りが出てくる
- 複雑な香りと共になめし皮のような深い香りもある
一言で言うと
【深みのある香りと時間が経つにつれて出てくる甘みの香りが上質】
2012年【クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュ】味わい
- 開けたてはタンニンが強く、ガチガチな味わい
- 酸味は穏やかで強くなく、バランスが良い
- 滑らかだけど、しっかりとした力強い味わい
- ピノ・ノワールにしては濃厚
- 時間(1時間後位)が経つにつれて、甘みが出てくる
- 酸味と甘みが混ざり合い美味しくなる
一言で言うと
【深みがあり、濃厚で自己主張の強いピノ・ノワール】
これ↑悪い意味じゃないですよ。
クロード・デュガを飲むと『デュガの味』と言うのが本当に口いっぱいに広がるんです。
これが、美味しいんです。
これが、何度も飲みたくなるんです。
クロード・デュガは、ワインを飲む人の気持ちを分かってますよね。
だから、高くても買いたくなる!賢い造り手です!
2012年【クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュ】合わせた食材とチーズ
今回はスモークされた生ハムとミモレットとカプリス・デ・デューを合わせました。
クロード・デュガのワインの香りと、スモークされた生ハムが絶妙なマリアージュ。
最高に美味しかったです。
ミモレットは、家にあったから合わせたのですが…
今回合わせたミモレットがあまり塩味が強くなかったので、まろやかさ・ミルクのミルキーさがワインとバランスよく合いました。
これは、意外でした!
カプリス・デ・デューは、安定の味わい。
まろやかクリーミーなチーズなので、ワインのタンニンを消してくれる役目をしてくれました。
今回一番美味しくマリアージュが出来たのは【スモークした生ハム】でしたね。
【おまけ】酒石酸の付いたコルク
今回のワインは、コルクの下に酒石酸の塊の結晶が出来てました。
美味しい証拠ですね。
こういうコルクを抜栓するとテンション上がりますね。
クロード・デュガ/ブルゴーニュ・ルージュ飲み頃は?
結局飲み頃はいつなのか…という所ですが
2012年(7年熟成物)を飲みましたが。
ガチガチで、大変でした…
美味しいのに、惜しい!!本当はもっと美味しいのに開けてごめん。
と思いながら、グラスを回してゆっくり飲みました。
1時間半くらいですかね、やっと甘みが出てきたのは。
私の経験上、あと3~5年以上は熟成出来ると思います!
畑名のクロード・デュガなんて、最高に美味しく飲むには20年以上飲めないんじゃないでしょうか?!
私も今回「ブルゴーニュ・ルージュだし」と少し甘く見ていましたが。
クロード・デュガのブルゴーニュ・ルージュは、10年以上熟成出来そうですね。
みなさんも、ワインを買う時は飲み頃をしっかり考えて買いましょうね。
今回飲んだワインはこちらの⇩ヴィラージュ違いです。