2019年のボジョレー・ヌーヴォー解禁日は11月21日って知ってた?
そう、毎年11月の第三木曜日が解禁日なんです★毎年違うので注意ですね!
って思ってる方多いですよね。(笑)
まぁワインを色々飲んでる方はなおさら↑こう思う方も多いでしょうが…でも、そんなこと言わないで下さい。ボジョレー・ヌーヴォーも改めて飲むと美味しいんですよ!!
今回は、ボジョレー・ヌーヴォーって何?という疑問から、2019年の出来はどうなの?っと思った方まで料理とのマリアージュなども交えつつソムリエールYURIがお伝えしていきたいと思います。
では、ご覧ください。
タイユヴァンやっぱり、なんだかんだ美味しいんですよね★
★ も く じ ★
ボジョレー・ヌーヴォーって何?2019年の出来は?
毎年「今年のボジョレー・ヌーヴォー出来は!?」ってニュースになりますよね。
興味がない方でも、解禁日になると情報が入ってきますよね。
しかし、ここ数年やはりボジョレーブームは落ち着いてしまったの数量を多く輸入しないインポーターさんも増えてきてます。
ボジョレー・ヌーヴォーとは?
ボジョレー・ヌーヴォーの記事を見ると『ボジョレー・ヌーヴォーとは?』って項目絶対ありますよね。
細かく難しく書いてもややこしくなるだけだと私は思うので…
『これだけ分かれば、良い!』って事を書きますね。
- ボジョレー・ヌーヴォーって何?どこで造られるの?
- どんなブドウで造られるの?
- 熟成出来るの?
①ボジョレー・ヌーヴォーって何?どこで造られるの?
→フランス・ブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られる新酒の事。
今年収穫したブドウで造られた 赤・ロゼワイン。
ポイントは、ロゼワインもあるって事!私は、ボジョレー・ヌーヴォーのロゼ結構好きです。
②どんなブドウで造られるの?
→ガメイという黒ブドウの品種を使います。
ガメイは比較的ジューシーで果実味がたくさん感じられるブドウ品種ですね。あまり渋みが強くないので飲みやすいです。渋味が少ないという事は、ポリフェノールも他の赤ワインのブドウより少なめです。
③熟成出来るの?
→基本的にボジョレー・ヌーヴォーは、新酒完成のお祭りで飲むワイン。なので、フレッシュでフルーティーな味わいを楽しむ物。一般的に熟成させない方が美味しく飲めます。
子供が生まれたから、20年取って置くためにボジョレー・ヌーヴォーを買う!!これは絶対におすすめしません。
しかし、ボジョレー・ヌーヴォーでもボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーという物が存在します。
これは、地域と生産量をより限定して造ったクオリティの高いボジョレー・ヌーヴォーです。これなら、1、2年熟成させるくらいなら美味しく楽しめるかもしれませんね。
でも…飲む時に「美味しくなってるかも♪」と期待しない方がいいかも。(笑)
今年(2019年)のボジョレー・ヌーヴォーはどんな出来?
エノテカのボジョレー・ヌーヴォー速報で【ボジョレーワイン委員会】が出したプレスリリースの記事の翻訳が載っていたので引用させて頂きます。
過去5年間の平均と比べて、ガメイが25%減、シャルドネは35%減。
また1/3のアペラシオンボジョレーは8月18日の雹によって1500ヘクタール中20~50%が被害を受けました。
さらに7月初めの雹と春先の凍てつく霜は、南エリアのシャルドネと北エリアの一部に影響をもたらした。
南と北、平地と丘陵地帯では収穫量のばらつきが予想されます。
(ボジョレーワイン委員会プレスリリースより)
私もワイン会社の元同僚などに色々調査しましたが…
今年は、春の天候が悪かったので【花ふるい】が上手くいかず、結実不良の実が多かったそうです。
その為、小粒の実が多く収穫量がかなり減ったようです。
しかし、夏は天候も良く、程良く雨も降り、ブドウ自体の熟成は上手くいったそうです!
なので結論を言うと
『ブドウの実りが悪く収穫量は減ったが、実ったブドウの熟成は上手くいったので質の高いワインになっている。』
って事ですね。
今年、結構美味しいかもですね!ブドウの房が少なく、熟成は上手くいったなら…栄養が全て少ない実に行き濃厚感のあるブドウになってるかも★楽しみですね。
⇩これも結構好き★
ボジョレー・ヌーヴォーのオススメの造り手さんは?【2019年度版】
今ボジョレー・ヌーヴォーはコンビニでも買える時代★しかも、ペットボトルタイプなんかも出て…
もう、何を選べば良いか分からないですよね。
せっかくなら、美味しいボジョレー・ヌーヴォーを飲みたいと思っている、そこのあなた!!
ソムリエールYURIが今まで飲んで美味しかった、厳選した3つの造り手さんをご紹介します。
タイユヴァン
エノテカ ラヴァーの方なら一度は目にした事があると思います。
このワインは、フランス・パリの有名レストラン『タイユヴァン』がセレクトしている物。昔は、ボジョレー・ヌーヴォー以外にも様々な産地セレクトのワインも日本に輸入されていたのですが、今はボジョレー・ヌーヴォーだけです。残念…。
今回は、タイユヴァン ボジョレー・ヌーヴォーのスタンダードクラスの一個上【”プレミアム・レゼルヴ”】をご紹介★
樹齢が約40年以上の樹から造られる凄く希少なボジョレー・ヌーヴォー★
ジューシーなのに、しっかり深みがあり、ボジョレー・ヌーヴォーなのに濃厚さまで感じられる絶品ワイン。ボジョレー・ヌーヴォーの概念をブチ破る一本です!
フィリップ・パカレ
フィリップ・パカレは、ブルゴーニュ地方ジュヴレ・シャンベルタンを本拠地に構える自然派ワインの造り手さん
特級畑も複数所有している凄い造り手さん。そんな凄い造り手がボジョレー・ヌーヴォー造ったら美味しいに決まってます!!
ジュヴレ・シャンベルタン周辺のワインが多いですが、ボジョレー地区のワインを造っている事にも驚きですよね!!
初めて飲んだ時は、ボジョレー・ヌーヴォーなの?って思うくらいエレガントで繊細なワインでした。
ボジョレー・ヌーヴォーは、やはりジューシーな甘みが強いイメージですが…これは、ガメイじゃなくピノ・ノワールなの?って感じでした。
ブラインドテイスティングしたら、ピノ・ノワールって間違えそうな酸とフルーティーさのバランスが抜群ぜひ試してみて欲しいです♪
ルー・デュモン
これも初めて飲んだ時は驚いた。実は、この造り手【ルー・デュモン】は日本人の造り手さん。
まだ、ワイナリーが出来てから歴史は浅いですがブルゴーニュ地方ニュイ・サン・ジョルジュが本拠地です。
ルー・デュモンもわざわざボジョレー地区のワインを造ってるのが凄いですよね。本拠地から結構遠いのに…
このワインも極力オーガニックを目指して、熟成出来るボジョレー・ヌーヴォーを目指して造っているワイン。だから、2年くらい熟成した方が酸が落ち着いていいかもしれません。
このワインもフィリップ・パカレ同様ジューシーと言うよりは、酸味とフルーティー(ジャーミーじゃない)のバランスが絶妙。でも、時間が経つと酸が強くなる印象なので開けたらサッと飲んだ方が良いかもしれないですね!
【おまけ】ルロワ
【ルロワ】は、ブルゴーニュワイン好きなら誰もが憧れる造り手さん。
ボジョレーも、ドメーヌ(ブドウから栽培して作るワイン)ではないですがルロワセレクト(厳選買い付け)のワインがあるんです。
これは、ヌーヴォー(新酒)ではないのですがボジョレー・ヌーボーと一緒に飲み比べたりしたらまた面白いです。
味わいは、やはり熟成しているガメイなので甘みと酸味が落ち着いていて深みがあります。でも、やっぱりガメイなので少しジャムっぽい味わいもあって、それがまた美味しいです★
でも実は、【2019 ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール(新酒) 】も出しているのですが…ほぼ予約で完売の所が多いですね。気になる方は探してみて下さい★
ボジョレー・ヌーヴォーと合わせたいチーズは?【2019年度版】
『せっかくボジョレー・ヌーヴォーを飲むなら、チーズを合わせたい!』ですよね。
チーズプロフェッショナルのYURIがボジョレー・ヌーヴォーと合わせて美味しいチーズをご紹介します★
ブリア・サヴァラン・アフィネ
クリームを添加しているリッチな白カビチーズ。
独特なクセが強い、程良い塩味まろやかでクリーミーなチーズだから、ワインを邪魔しない!
ボジョレー・ヌーヴォーを開ける時は、ワインが主役★
濃厚なチーズなので食べ応えはありますが、ワインとの距離感とバランスが調度いい!だから、合わせやすいですね。
エメンタール
ワインの酸味とチーズの酸味がマリアージュ★
エメンタールって少し【お酢】みたいな香りと【ほんのり甘味】があるんです。
なので、ボジョレー・ヌーヴォーのジューシーさと爽やかな酸味にベストマッチ!!最近では、スーパーでも気軽に買えるので是非試してみて下さい。
熟成の若いコンテ
ポイントは熟成の若いコンテである事!
熟成が進むとナッツや香ばしさコクなどが強くなり複雑さが出てきます。
今回はボジョレー・ヌーヴォーが主役なのでチーズの味の強さはいりません。
若い熟成のコンテはとってもミルキー★風味も穏やかで、食感もポソポソではなくしっとり。
ぜひ、チーズスライサーで薄くカットしてボジョレー・ヌーヴォーとマリアージュしてもらいたい。
ワインの酸味をチーズが包み込んでくれますよ!
ボジョレー・ヌーヴォーと合わせたい料理は?【2019年度版】
料理とのマリアージュって難しいですよね…
だって、そもそもワインだけで美味しいし、チーズ合わせれば十分美味しいし…でも、何か料理と合わせたいんですよね!
今回は、私が実践して美味しかったマリアージュおつまみご紹介します。
ボジョレー地区の料理は?
本とかだと、基本白ワインに合わせるものですがボジョレー地区の料理は
【ハムとパセリのゼリー寄せ】などが出てきます。
ボジョレー・ヌーヴォーと合うか?と言われると…ロゼは合うかもしれませんが。赤ワインは難しいですよね。
普通に、サラミとか味が濃いめの生ハムとかなら合いそうですね。
キノコのバルサミコ酢炒め
完成写真がないのが申し訳ないのですが…作り方はとっても簡単!
- 色んなキノコをとにかくスライスしたり一口サイズに切る。
- オリーブオイルにニンニクを入れ、香りが出たらキノコ投入。
- 塩コショウして、しんなりしたらバルサミコ酢を自分好みに入れる(好きならいっぱい入れても良いです★)
- 味見して塩コショウで味を調えたら完成!
ポイントは、シイタケ、マイタケ、エノキは絶対入れて下さい。このキノコ達が良い味出してくれます。
バルサミコ酢の酸味と甘みがボジョレー・ヌーヴォーの酸味と甘みにバッチリ合うよ!
チーズ入りオムレツ トマトソースがけ
これも簡単!すぐ出来る★
- 卵2つにピザ用チーズを一掴みくらい入れて、塩コショウ入れて混ぜる。
- オリーブオイルをひいたフライパンに卵を流してオムレツを作る。
- トマトをサイコロ状にカットしてオリーブオイル大さじ1、塩コショウ、白ワインビネガー大さじ1(お好みで)混ぜてソース完成
- オムレツにソースをかけて出来上がり。
これ意外にワインに合います。ソースとトマトの酸味とチーズと卵のまろやかな味わいがボジョレー・ヌーヴォーに合いますよ。なんか、朝食みたいなメニューですが…お試しあれ★
ボジョレー・ヌーヴォー2019年も良い出来な予感?!
もうすぐボジョレー・ヌーヴォー解禁ですね。
私は勝手に今年美味しいんじゃないかと期待してます!
もう予約済み方もいると思いますが、ご紹介したワインもぜひ試してみて下さい。
ボジョレー・ヌーヴォーは、味わうよりも「今年のブドウはこんな感じなんだなぁ」って分かる事が重要だと思っています。
楽しくワイワイ飲みながら、今年の振り返りや残り少しの今年の話を話すのも良いと思います★
ボジョレー・ヌーヴォーをきっかけに、みんなで楽しく語り合いましょう。
今更ボジョレー・ヌーヴォーなんて飲まないよ。
てか、美味しくないし…