イタリア産ロッソ・ディ・モンタルチーノは、コストパフォーマンスが高い!
イタリアワインは、種類が多くて選ぶのが難しいワインのひとつ。
ロッソ・ディ・モンタルチーノは、どんなシチュエーションでもおいしく飲むことができて、しかもコストパフォーマンスが高くておすすめワインなのです。
- いやいや、結局3,000円以上出さなきゃ美味しくないでしょ
- 安いイタリアワインって苦手なんだよね…
- 種類がいっぱいあって、何を買えばいいか分からない
など、上記のような不安や心配も多いと思います。
私も昔はそうでした。
この記事では、
- ロッソ・ディ・モンタルチーノとは
- コスパ抜群!おすすめの造り手
- ソムリエおすすめ!ロッソ・ディ・モンタルチーノ
- 合わせておいしいおつまみ
などを、最近ではスーパーでも見かけるようになったロッソ・ディ・モンタルチーノについて、ソムリエールYURIが徹底解説していきます。
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★ も く じ ★
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』とは?どんなワインなの?
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』は、イタリアで造られる赤ワインの名前です。
比較的ジューシー感があり、でも深みもある赤ワイン。
そんなイメージです。
渋味は少なくて、赤ワインの渋味が苦手な方にもおすすめな赤ワインですよ。
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』の生産地・ブドウ品種は?
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』と呼べるワインになるには、
- 生産地はイタリア・トスカーナ州モンタルチーノ村
- ブドウ品種は、サンジョベーゼ・グロッソ(簡単に言うとサンジョベーゼの仲間)
- 熟成期間は12ヶ月以上で、その内木樽での最低6ヶ月熟成する事
上記の3つの特徴があります。
細かく見ていくと、ほかにもありますが、ポイントはこの3つを知っているといいでしょう。
①でも紹介していますが、『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』のモンタルチーノとは造っている場所の村名なのです。
ロッソは「赤」という意味なので、ワイン名を訳すと、「モンタルチーノ村の赤ワイン」ってことになります。
また、木樽での熟成期間が、意外に長いのが分かりますよね。
なので、味わいに深みが出て、余韻も長くなるんですよ。
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』が美味しい理由
なぜ、『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』はコストパフォーマンスが良いのか?
簡単に言うと『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』は『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(イタリア高級ワイン)』の早く飲める版みたいなイメージだからです。
なので、高くて美味しい『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』を造っている造り手さんの『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』は安くて激ウマ!って訳です。
だって造る技術やブドウの質は『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』とほぼ同じなんですから。
基本的に『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』を造っている造り手さんは、『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』も造っている事が一般的ですよ。
『ブルネロ・ディ・モンタルチーノ』ってなに?
実は、ソムリエールYURIは『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』大好きです。
セラーにもたくさん愛すべきブルネッロが、眠っています。まだまだ、熟成中。
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』と『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』は、何が違うのでしょうか?
もちろん、ブドウの質も『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』より上です。
あと、一番違うのは熟成期間。
『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』は、熟成期間4年以上。その内木樽で最低2年以上。
長いです。
手間も時間もかかってます。
だから、ロッソ・ディ・モンタルチーノよりもさらに美味しいです。
でも、高いです。
ロッソ・ディ・モンタルチーノが好きで、もっと上質なものが飲みたいときは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノもおすすめですよ。
⇩これはワイン好きなら、一生に一度は飲んで欲しい『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』
コスパ抜群!『ロッソ・ディ・モンタルチーノ/ピアン・デッレ・クエルチ(Pian delle Querci)』
ピアン・ディレ・クエルチの『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』は、「これぞ!ロッソ・ディ・モンタルチーノだ!」という感じの教科書通りの美味しいワインでした。
- ジューシー感あり
- フルーティー感あり
- きれいな酸味あり
- 深みあり
- そして、値段もお値打ち
万人受けのする、飲みやすさと飲みごたえのある一本。
リポート買い間違いなしです!
では、詳しくどんなワインか見ていきましょう。
ピアン・デッレ・クエルチ(Pian delle Querci)ってどんな造り手?
このワインのインポーターさんである、日本酒類販売のHPの文章を引用しますね。
『圧倒的なのコストパフォーマンスのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』
「ピアン・デッレ・クエルチ」は牛の生産農家であった、ピンティ家ファミリーがオーナー且つ生産者で1991年からブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産者として歩み始めました。モンタルチーノ北地区に位置しており、南西向きの畑は石灰質と粘土質土壌(雨の後は畑に入る際ビニールを履いて入らないと靴が埋まってしまうほど土がくっついて離れれません)です。日本酒類販売のホームページより引用
元々は牛の生産農家、という所が面白いです。
有名な生産者よりは歴史はやや浅いですが、土壌が良いとこれだけ美味しいワインを造ることが出来るんだと実感させられる造り手です。
ピアン・デッレ・クエルチ(Pian delle Querci)のロッソ・ディ・モンタルチーノを飲んだ感想
- とにかく飲みやすい
- 比較的開けてすぐ香りも味わいも開いた
- フレッシュフルーティーな味わいと、果実味感が口いっぱいに広がり、ややベリー系の甘味を感じた
- 渋味はほぼ感じず、爽やかな酸味で味わいのバランスが良い
- 香りは、甘い香りと言うよりかは大人っぽい少し樽や渋みの香り、深みを感じた
全体として、とても飲みやすいワインです。
渋味が穏やかなので、果実味を口いっぱいに楽しめるおいしいワインですよ。
サンジョベーゼ・グロッソの深みのある酸味が絶妙なバランスです!
この価格なら、リピート買いも間違いなしですよ。
↓初めてのロッソ・ディ・モンタルチーノでも、楽しめること間違いなし!
ソムリエおすすめ!飲んでほしい「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」3選
ロッソ・ディ・モンタルチーノは、造り手によって大きく値段が変わることがあります。
基本的には2,000〜3,500円前後くらいのものが多いですが、有名な造り手や生産量が少ないものは値段が上がる傾向が。
そこで、私が特におすすめなロッソ・ディ・モンタルチーノを3種類ご紹介していきます。
ワンランク上の贅沢なロッソ・ディ・モンタルチーノもあるので、ぜひ一度試してみて下さい。
ロッソ・ディ・モンタルチーノの域を超えているものばかりですよ。
【カステル・ジョコンド】ロッソ・ディ・モンタルチーノ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造る有名な生産者である、カステル・ジョコンド(所有者フレスコバルディ)。
樽で12ヶ月熟成を経て造られるので、味わいの複雑さと風味の豊かさが素晴らしいワインです。
また、3,000円台で購入できるのでコストパフォーマンスも抜群ですよ。
ブラックベリーやチェリーのような甘味と酸味の果実味と、やさしくもしっかり楽しめるタンニンのバランスが最高。
サラリとしすぎず、飲みごたえもしっかりあるロッソ・ディ・モンタルチーノですよ。
↓マグナムサイズのブルネッロ・ディ・モンタルチーノもあるんだよ!
【ポッジョ・ディ・ソット】ロッソ・ディ・モンタルチーノ
エレガントで繊細かつ、深みのあるコクを存分に楽しめるロッソ・ディ・モンタルチーノ!
とにかく、ひと口目からおいしいです。
ほんのり甘味を残したベリー系の果実味と、バラやスミレのような華やかな風味が絶妙なバランス。
ポッジョ・ディ・ソットのブルネッロ・ディ・モンタルチーノだと、2万円を超えてくる場合が多いですが、ロッソ・ディ・モンタルチーノは早く飲めてブルネッロのニュアンスをしっかり楽しめるところがポイントです!
熟成させるもよし、すぐ飲んでもよしの、いいとこ取りのおいしいロッソ・ディ・モンタルチーノですよ。
ポッジョ・ディ・ソットのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、こちら↓
【ビオン・ディ・サンティ】ロッソ・ディ・モンタルチーノ
イタリアワインの女王とも呼ばれる、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親である伝説の造り手「ビオン・ディ・サンティ」
そのビオン・ディ・サンティが手がける、早く飲めてお手頃なおいしいロッソ・ディ・モンタルチーノ。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを彷彿とさせるような、深みとコクが楽しめます。
ブラックチェリーやブラックベリーのようなややタンニンのある果実味と、スミレのようなフローラルな香り、そして穏やかな酸味が素晴らしいハーモニーを奏でます。
じっくり、時間をかけて、向き合って飲んでほしいおいしい一本です。
ロッソ・ディ・モンタルチーノですが、数年寝かしてから飲むのもおすすめですよ。
誰もが憧れるビオン・ディ・サンティのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、こちら↓
ロッソ・ディ・モンタルチーノと合うおつまみは?
ロッソ・ディ・モンタルチーノの華やかな果実味と酸味には、ドライフルーツが一番合わせやすいです。
おすすめのドライフルーツは、
- ドライクランベリー
- ドライイチジク
- 干しブドウ
- ドライキウイ
などが相性がいいですよ。
ドライフルーツの甘味の凝縮感が、ワインの酸味とフルーティーな味わいにベストマッチしますよ。
ドライマンゴーや、ドライパイナップルなどのトロピカル系のフルーツは、甘味が強すぎるのでロッソ・ディ・モンタルチーノよりは白ワインに合わせるとおいしくマリアージュします。
ドライフルーツは日持ちが長いので、ワイン好きの方は常備しとくと便利ですね!
\色々入ってる詰め合わせもおすすめ!/
『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』を見付けたら買ってみよう!
実は、イタリアンレストランでグラスで飲んだ事あるって方もいると思います。
買ったことは無くても、飲んだ事ある方は意外に多く親しみやすい赤ワインなんですよ。
ロッソ・ディ・モンタルチーノは、
- 華やかな果実味
- スッキリとした爽やかな酸味
- やさしくマイルドな渋味
上記の3つのバランスが素晴らしい赤ワイン!
最近では、スーパーや時々コンビニでも『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』を見かける事があります。
見かけたら、いつものワインではなくて『ロッソ・ディ・モンタルチーノ』を選んでみて下さい。
真剣に向き合って飲むと、美味しくてハマっちゃうかもしれませんよ。
ワインのお供に、もちろんチーズもおすすめです。
ロッソ・ディ・モンタルチーノにも合うチーズを詳しく知りたい方は、↓こちらもご覧ください。
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