北海道の作り手「共働学舎新得農場」のチーズが、おいしすぎる!!
共働学舎新得農場は、「さくら」というチーズが有名なのですが、ほかにも、いろいろなチーズを作っています。
チーズ好きの方なら、
- 「さくら」。名前からしてかわいい!
- どんな味わいなんだろう。食べてみたい
- 国産チーズあまり食べたことない、チャレンジしてみたい
上記のようなことを感じる方も、いるかもしれませんね。
本格派のおいしいナチュラルチーズを手がける、共働学舎新得農場のおいしいチーズを、ぜひ知ってみましょう。
この記事では、
- 共働学舎新得農場とは
- 「さくらアフィネ」の特徴と味わい
- 「笹ゆき」の特徴と味わい
- 合わせたワイン
などを、チーズプロフェッショナル(チーズの資格)とソムリエを持つYURIが詳しくご紹介していきます。
きっと食べたくなること間違いなしです!
★ も く じ ★
共働学舎新得農場とは?
共働学舎新得農場は、北海道の「新得町」という場所にあります。
北海道の中東部付近にあり、南富良野や帯広などの間にある場所になりますよ。
作り手たちは、自然豊かな地で共同生活を送りながら、命や自然の大切さを感じながら、一つ一つに想いを込めて、ものづくりに挑んでいます。
ホームページには、「共働学舎新得農場について」という熱いメッセージが書かれていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
農事組合法人 共働学舎新得農場
〒081-0038 北海道上川郡新得町字新得9-1
TEL:0156-69-5600(日曜を除く10:00~17:00)
FAX:0156-64-5350
さくらアフィネの特徴・味わい
「さくらアフィネ」とは、「さくら」チーズの熟成バージョンです。
さて、どんな特徴があるのでしょうか。
そして、どんな味わいなのでしょうか、見てみてましょう!
「さくらアフィネ」のおいしいポイント
- ほんのり香る桜の風味
- トロリとした、口当たり
- 複雑な味わい
- やさしい酸味
- 多数の受賞歴を持つチーズ
- 期間限定で販売
上記のような特徴があります。
桜の葉と一緒に熟成しているので、ふんわりと感じられるさくらの香りが素晴らしいです。
こちらのチーズは、「さくら」というチーズを約2週間ほど熟成して、出荷しているタイプですよ。
酸味は穏やかで、トロッとしているのが特徴的。
また、数々の受賞歴もある、有名なチーズです。
生産時期が期間限定なので、年中食べることはできませんが、季節を楽しめるおいしいチーズですよ。
熟成してない「さくら」というチーズは、アフィネよりも風味が穏やかで、優しい味わいですよ。
気になる方は、↓こちらの記事もご覧下さい。
北海道で造られる「さくら」チーズは、感動の美味しさだった!特徴とチーズプロの感想をご紹介
「さくらアフィネ」の味わいと香り
- クリーミーで濃厚
- 口当たりがトロリ、なめらか
- さくらの風味がほんのり
- ミルクの甘味と複雑な味わいが絶妙
通常の「さくら」チーズと比べると、複雑な風味がプラスされたことで、奥深い味わいに変身します。
さくらの風味はほんのりで、余韻に少し感じました。
クセのあるチーズがお好きな方に、おすすめの一品です。
ウォッシュチーズのような強い香りはないですが、さまざまな味わいを楽しめておいしいですよ。
笹ゆきの特徴・味わい
笹の葉が巻かれているのが特徴的な白カビチーズ。
カマンベールチーズ好きは、必見!!
以下で、どんな特徴でどんな味わいなのか、ご覧ください。
「笹ゆき」のおいしいポイント
- クマ笹の葉を巻いて熟成
- 本格派、白カビチーズ
- 共働学舎オリジナルチーズ第一号
- 多数の受賞歴を持つチーズ
上記のような特徴があります。
笹ゆきは、北海道で自生している「クマ笹」を使用していることが一番の特徴。
クマ笹は、殺菌効果や防腐作用があるので、白カビの特徴でもある強いアンモニアのような香りをやや抑えることができます。
共働学舎のオリジナルチーズ第一号ということもあり、思い入れの深いチーズになっていますよ。
「笹ゆき」の味わいと香り
- ミルクの濃厚で凝縮された旨味を感じる
- むっちりで弾力のある食べごたえ
- 白カビ特有の香りである、マッシュルームやキノコを感じる
- 表皮はしっかりしているが、中身はやわらかな口当たり
香りを取った瞬間に、ホワイトマッシュルームやブラウンマッシュルームのような香りがふわりとしました。
食べごたえもあり、濃厚で旨味もしっかり楽しめ、とてもおいしかったですよ。
また、海外産のカマンベールチーズに負けない、余韻の長さと複雑な風味も楽しめました。
クマ笹の効果で、熟成が進んでいても、白カビ特有の強いクセが全面に出ることがなく、食べやすい印象です。
とにかく、めちゃくちゃおいしかったです。
ナチュラルチーズ好きには、ぜひ食べてもらいたい一品です!
チーズと合わせたワインは?
今回は、左から
- 「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」ポッジョ・レ・ヴォルピ(赤)
- 「シャルドネ・ツバキラベル」オー・ボン・クリマ(白)
- 「リゲア」ドンナフガータ(白)
の3本を合わせてみました。
各赤ワインも白ワインも、「さくらアフィネ」と「笹ゆき」においしくマリアージュできましたよ。
でも、とくにおいしかったのは、
でした!
濃厚で深みのある味わいと、やさしい酸味の白ワインが、複雑な風味とミルクの甘味がしっかりある白カビチーズと良く合いましたよ。
「白ワインの濃厚さ×チーズの濃厚さ」が、とてもおいしいハーモニーを奏でていました。
オー・ボン・クリマについて詳しく知りたい方は、↓こちらもご覧ください。
通称:ABCワイン(オー・ボン・クリマ)の30周年記念ラベル【XXX】はどんな味だった?
チーズとワインの合わせ方で、おすすめなのは同じ産地のもの同士で合わせることです。
さらにおいしいマリアージュを楽しみたい方は、北海道産のワインを合わせるのもおすすめですよ!
\↓この北海道ワインおすすめ/
チーズとワインの合わせ方を知りたい方は、↓こちらの記事もご覧下さい。
【チーズとワイン】相性抜群の組み合わせをソムリエ&チーズのプロが徹底解説
共働学舎新得農場が作り出すチーズは、海外のものに負けないおいしさ!
上記の画像は、「さくらアフィネ」になる前の「さくら」チーズです。
共働学舎新得農場が手がける数々のチーズは、個性的でほかにない特徴があります。
そして、なによりとてもおいしいです。
季節を感じられるチーズや、その土地で自生しているものを使ったり、一つ一つ梱包まで手作業だったり、日本人らしさを感じますよね。
「さくら」や「さくらアフィネ」は、期間限定の商品なので発売されたときは、『もうすぐ春だな…』と毎年楽しみに食べている方もいるくらいです。
共働学舎新得農場のチーズは、スーパーなどの店頭に並ぶことは少ないので、共働学舎新得農場のオンラインショップや、国産チーズの取り扱いがあるチーズ専門店で購入してみてくださいね。
売り切れることが多いので、見つけたときはぜひ買ってみてください。
国産ナチュラルチーズのおいしさに、ハマってしまうかもしれませんよ。
北海道で作っているチーズの作り手は、たくさんいます。
その中でも私の好きな工房の一つなのが、「しあわせチーズ工房」です。
ハードチーズやウォッシュチーズ、そしてヨーグルトなど、さまざまな商品があります。
気になる方は、こちらの記事もご覧下さい。
しあわせチーズ工房の『幸』が本格的過ぎて、美味しすぎて大ファンになった!