サヴォワ地方のワインが美味しすぎてビックリ!!
初めて向き合い味わって飲んだサヴォワ地方の白ワインが、本当に美味しいくて驚きました。
- サヴォワ地方ってどこ?
- サヴォワ地方のワインってどんなものなの?
- 有名なブドウ品種はあるの?
- おすすめのサヴォワのワイン知りたい
- どんな味なの?
など。
サヴォワ地方のワインを知らない方・知りたい方へ向けてご紹介します。
ここでは、
- サヴォワ地方で造られるワインのブドウ品種
- 【ジャケール】とは、どんなブドウ品種か
- サヴォワ地方のおすすめ白ワイン
- シャス・ル・ナチュレル / ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャはどんなワイン?
- サヴォワ地方のワインに合うチーズはどれ?
などをソムリエールYURIが詳しくご説明していきます。
\ジャケール主体のワインはコレ⇩/
★ も く じ ★
サヴォワ地方ワインの特徴は?有名なブドウ品種は?
サヴォワ地方は、フランス東部にありスイスとイタリアの国境に接し、アルプス山脈の麓に位置する場所です。
山が多い場所としても有名です。
では、サヴォワ地方で造られるワインはどんなものがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
サヴォワ地方で造られるブドウ品種
サヴォワ地方では、全体の約70%が白ワインと非常に多いです。
ちなみに、赤ワイン20%、ロゼワイン・発泡ワインが10%という比率になります。
山に囲まれ、涼しいはずの場所でこれだけ白ワインを造るというのは意外ですよね。
では、主にどんなブドウ品種を造っているのでしょうか。
- ジャケール
- ルーセット(アルテス)
- シャスラ
- グランジェ
- ルーサンヌ
- モンドゥーゾ
- ガメイ
- ピノ・ノワール
などが造られています。(ピンクのアンダーラインは、黒ブドウです。)
圧倒的に白ワイン用のブドウが多いですよね。
その中でも、サヴォワ地方で最も栽培面積が広い品種が【Jacquere】です。
では、意外に知られていない【ジャケール】というブドウ品種はどんなブドウ品種なのか見ていきましょう。
サヴォワ地方で有名なブドウ品種は【ジャケール】
※画像はジャケールではありません。
ジャケールは、サヴォワ地方で最も多く造られる土着品種のブドウです。
実は、サヴォワ地方で造られるブドウのほぼ半数を占めています。
ここまで多く生産しているのに、飲んだ事のない方は多いはずです。
では、ジャケールはどんなワインに使われているのでしょうか。
- アビム
- アプルモン
- アルバン
- ショターニュ
- シニャン
- ジョンジュー
などがジャケール主体で造られています。
上に表のワインは、規定として70又は80%以上使用する事が決まっています。
しかし、聞いた事ない名前ばかりですよね…日本で気軽に見付けるには難しいかもしれません。
ちなみに、他にも【クレマン(泡)】や【ヴァン・ド・サヴォワ または サヴォワ】などもジャケールを主体で造る事が出来ます。
なので、ラベルの裏側に【Jacquére】の文字を探してみて下さい。
意外にサヴォワのワインには入ってますよ!
サヴォワ地方の白ワインが旨い【シャス・ル・ナチュレル】
今回ご紹介するのは、【シャス・ル・ナチュレル / ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャ】です。
購入した時は、何も考えず…
そんな軽い感じで購入しました。
私が購入した時に見たポイントは、
- サヴォワ地方のワイン
- ビオマークが付いてる
上の2つを見て決めました。
しかし、軽い気持ちでカゴに入れたのに、こんなにも美味しいなんて驚きました!
ジャケール種を100%で造る白ワインに、どっぷりと浸れて幸せを感じました。
では、どう美味しかったのかをご覧ください。
生産者【ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャ】とは?
今回購入したインポーター、[株式会社 ヴァンクロス]さんの商品説明を引用・編集させていただきます。
ワイン造りと販売に関するあらゆる作業を Fanny & Yoan Cavagna/ファニーとヨアンのカヴァニャ夫妻が二人で行う。突然ワイン造りに目覚め、サヴォワのワイナリーで経験を積んだあと、2013 年に 1.5 ㏊のオーガニック栽培の土地を借りてワイン造りを開始。2012 年生まれのマルゴーと2015 年生まれのソランという小さな子供が二人居たので、オーガニックは必須条件だった。
栽培している品種は、サヴォワの地場品種とされるジャケール、ガメイ、モンドゥーズ。現在、辛口白、遅摘み白、ロゼ、赤ワインを造っており、2016 年の総生産量は 1 万3000 本。テロワールを尊重し、洗練された本物のナチュラルワインを造ることを目指してきた。そして 2015 年から AOC Savoie ではなく Vin de France でリリースする事に決めた。その理由は伝統的なサヴォワワインとは異なるヴィジョン、味わいを提示したかったのと、本気でオーガニックワイン造りに取り組みたかったので、その妨げになるような仕様書に縛られたくなかったという。
上の話を読むだけでも【ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャ】そそられますよね。
2人の小さな子供が居ながらナチュラルなオーガニックにこだわり・味わいにこだわるワインを造る事は、すごい事です。
【ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャ】だから、出せる味わいが彼らの造り出すワインから出てくるのを感じます。
ワイン好きなら、ぜひ飲んでもらいたい造り手さんです。
シャス・ル・ナチュレルの味わい
- 色合いは、透明感の強い淡い黄色
- 香りは、カスミソウ(白い花の香り)、ライム、レモン、少しぺトロール香も感じる
- 冷えていると、スッキリさらりとした味わい(爽快感ではない)
- 温度が上がると、甘みと余韻を長く感じる
- 酸味はあるが、嫌な口あたりではない
- 苦みは後味に程良くあるが、それがまた美味しい
ひと言でいうと、
『華やかな甘みとスッキリとさせる苦みと酸味が絶妙な白ワイン、クセになる味!』
凄くクセのあるワインではありませんが、他の白ワインにはない旨味がありました。
これは、リピート買い間違いなしです!
オシャレな例えをすると
【カスミソウの大きな花束を持って、告白しに行く男性】
そんな感じがしました。
華やかなのに、意外に男性的なしっかりとした味わいがドキドキさせられる面白い1本です。
見付けたら、ぜひ飲んでみて下さいね。
サヴォワ地方ワインにマリアージュするチーズは【アボンダンス】
サヴォワのワインを飲むなら、美味しいチーズを合わせたい!
しかい、適当に選んだチーズを合わせるのはもったいない。
せっかくなら、マリアージュ度がいいチーズを合わせましょう。
チーズプロフェッショナルYURIがおすすめなチーズは、【アボンダンス】です!
サヴォワ地方で造られるハードタイプの美味しいチーズ。
あっさりしているのに、旨味と芳醇な香りがたまらないです。
サヴォワ地方で造られるワインを飲むなら、一緒にマリアージュしてみましょう。
\香り・旨味・余韻が絶品!/
もっと詳しく【アボンダンス】を知りたい方は、こちら⇩も読んでね。
一度飲んだら、サヴォワ地方ワインが美味しくてハマっちゃう!
山に囲まれたところで造っているワインなのに、なぜか海辺でサンセットを見ながら飲みたくなる…
ドメーヌ・ファニー・エ・ヨアン・カヴァニャが造り上げる【シャス・ル・ナチュレル】はそんなワインでした。
ジャケールというブドウ品種は、サヴォワの土着品種という事もあって入っている事は多いです。
しかし、100%というのは珍しいですね。
今回【シャス・ル・ナチュレル】というワインに出会って、サヴォワ産ワインの虜になりました。
ぜひ、ジャケールというブドウ品種を味わってみて下さい。
シンプルなのに、力強さ男らしさが感じられる美味しいブドウ品種です。
\ジャケール主体のAOCワイン試す価値アリ!/
爽やかな白ワインがお好きな方は、こちら⇩の記事もおすすめです。
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