熟成によって味わいが激的に変化するハードチーズ!
【Comte】は、熟成度合いを変えて何度も買いたくなるハマると危険なチーズです。
コンテの魅力は、普通チーズは好き嫌いが分かれるものが多いです。
しかし、コンテは誰にでも愛される万人受けするチーズなのです!
ここでは、
- コンテってどんなチーズ?
- 食べ方が分からない
- コンテと合う他の食材はなに?
- コンテの切り方が分からない
- どんなワインに合うの?
など。
【コンテ】の味わいや切り方、マリアージュなどをチーズプロフェッショナルYURIが詳しくご紹介していきます!
\24ヶ月熟成は、絶品の極み!/
★ も く じ ★
コンテチーズの食べ方【コンテの特徴】
コンテというチーズをご存知ですか?
気付かないうちに食べているかも。
「美味しいハードチーズだな!」と思ってレストランやBARで出て来ていたのが、実はコンテだった!
なんて事、多いんです。
名前を知らないで食べている事ってありますよね。
では、コンテはどんなチーズなのか見ていきましょう。
コンテチーズは車輪型!
チーズ専門店で売っているコンテは、大体片手で持てるくらいのサイズになっている事が多いです。
実は、コンテチーズは、めちゃくちゃ大きいです。
実際のサイズは、直径50~70㎝の車輪型と呼ばれています。
だいたい、小学生低学年が乗る自転車のタイヤくらい!
重さは、なんと平均40kgの特大チーズ。
実は、とても大きなハードチーズなんです。
大きいから、味わいも大味?!なんて事は一切ありませんよ。
コンテチーズの熟成期間はどのくらい?
コンテは、最低120日間(4ヶ月)の熟成期間を過ごさないと出荷出来ません。
しかし、4ヶ月で販売して良いと言っても4ヶ月熟成のコンテは日本市場ではあまり見かけません。
日本のチーズ屋さんで売っているものは、熟成期間が8ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、24ヶ月が多く並んでいます。
その中でもよく見かけるのは、12ヶ月、24ヶ月が多いですね。
もちろん、熟成期間が長くなればなるほど値段も高くなりますので買う時はよく見ましょう!
\チープロYURIは18ヶ月がお気に入り!/
「コンテ・ベル」ラベルを知っておくと、美味しいコンテが買える!
↑上の画像が【コンテ・ベル】ラベルです。
コンテチーズの側面に貼ってある。このラベルが現物です。
実は、このシールが貼っているかいないかで、コンテチーズのランクを見極められる事が出来るのです!
- 20点満点中12点以上のものだと、茶色いラベルとAOPマークが貼られる
- 20点満点中14点以上のものだと、緑の【コンテ・ベル】ラベルとAOPマークが貼られる
現在は、生産されている約7割くらいは緑の【コンテ・ベル】ラベルが貼られているそうです。
日本でも、ほとんど緑の【コンテ・ベル】ラベルが貼られているコンテチーズが輸入されています。
しかし、2つの味わいの差は大きいです。
しっかり見極めて買いましょう。
貼って無い場合は、店員さんに聞くと良いと思いますよ!
ちなみに、「20点満点のコンテを食べたい!」と思う方もいると思いますが。
コンテに付いた点数は、非公開なんです。
なので、「今回のコンテ美味しいなぁー」と思う時は…
もしかしたら20点に近いコンテかもしれません!
毎回、しっかり味わって食べて下さいね。
コンテチーズの食べ方【味わい】
コンテの味わい
熟成期間によって違います。
- 熟成が若いもの→ミルクの甘味を感じ、あっさりとした味わい。食感は、しっとりとしています。
- 熟成期間が長いもの→旨味がギュッと詰まって噛めば噛むほど旨味・コクが出てきます。食感は、アミノ酸のジャリジャリ感が楽しめます。
若いコンテの方がクセは無いです。
ミルキーな味わいと優しい口どけが特徴的です。
熟成が長いコンテ(12ヶ月以上)は、白い結晶が出て来てジャリジャリする食感と余韻の長さや旨味・コクがしっかり感じられるところが特徴的です。
コンテの香り
香りも熟成期間によって変わります。
ブルーチーズやウォッシュチーズ(お酒で洗ったクセのあるチーズ)のようなパンチの強い香りはありません。簡単にいうと、「うわ!クサッ!」みたいな香りはないです。
- 熟成が若いもの→優しいミルクやフルーティーな香り
- 熟成期間が長いもの→栗やヘーゼルナッツなどの芳醇な香り
香りは熟成期間を経て、どんどん濃厚になっていきます。
そして、造った時期によっても違いが出ます。
- 夏に取ったミルクから作られるコンテ→果実の香りが特徴的で冬づくりより複雑
- 冬に取ったミルクから作られるコンテ→炒った豆やナッツなどの香ばしい香りが強くなる
食べている草の違いで味わいや香りも大きく変わります。
ぜひ、食べ比べをしてみて下さい。
\12ヶ月熟成ならミルクの甘味も感じられるよ!/
コンテチーズの食べ方【切り方】
コンテは元々とても大きいチーズなので、上の画像のようなナイフで切り分けられます。
チーズ屋さんでは、片手に乗るくらいの大きさで切り分けられているます。
そうなんです。
買ったはいいけど、切り方が分からないと悩まれる方多いです!
実は、私も最初そうでした。
ここでは、スタンダードな切り方と私がおすすめな切り方をご紹介します。
薄くスライスするカット方法
画像がコンテではないのですが、チーズスライサーで薄くスライスしてに食べます。
それだけ!
簡単ですよね。
スライサーで切ると、
- 口どけが良くなる
- ミルクの甘味をしっかり感じられる
- 料理のトッピングに使いやすい
こんな特徴があります。
チーズスライサーが無い場合は、包丁で薄く切っても良いですよ。
しかし、口どけはチーズスライサーを使うよりあまり良くないです。
\チーズ好きなら持ってて損なし/
キューブ型にカットする方法
私個人的には、キューブ型に切る方法も好きです。
このカット方法は簡単です!
表皮をカットして、サイコロ状に切れば終わり。
スナック感覚でパクパク食べられてしまうのが、難点ですが…
食べ応えもあるので、余韻の長さやアミノ酸のジャリジャリ感を楽しめて良いですよ。
わざわざ、キューブ型にカットしなくても厚さ5㎜程度の棒状にカットするだけでも良いですよ!
コンテチーズの食べ方【マリアージュ】
せっかくコンテを食べるなら、合わせるワインや食材にもこだわりたいですよね。
コンテは、クセが強くないのでどんなものにも合わせやすいです、
でも、どんなものって何?
という方もいると思うので、チーズプロフェッショナルでもありソムリエでもあるYURIが良いマリアージュさせるポイントをご紹介します。
コンテに合うワイン
比較的、どんなワインでも相性は良いです。
赤ワインも白ワインも凄くクセのあるものでなければ、味わいが濃くてもさっぱりでも合わせやすいです。
しかし、コンテチーズをメインにしたい時は
- 少し樽の香り・味わいが付いたシャルドネ(ブドウ品種)の白ワイン
- やや濃厚なシャンパーニュ
などが良いです。
赤ワインだとワインの旨味がチーズの程良い旨味を消してしまう事があります。
白ワインかシャンパーニュだと、ワインとチーズが寄り添うようにマリアージュします。
ぜひ、合わせてみて下さい。
\コンテと同じ地方の白ワイン/
コンテと相性抜群の⇩【ヴァンジョーヌ】は、一度はマリアージュさせたいワインです!
コンテに合う食材
コンテチーズに合う食材は、生ハムにもサラミにもオリーブにもドライフルーツにもナッツ類抜群に合います。
薄くスライスして、サラダに乗せて贅沢に食べても美味しいです。
しかし、私のオススメは柑橘系のジャムです!
オレンジやレモンのちょっと爽やかなジャムを少し乗せて食べると… これまた、美味しい!
ハチミツも美味しいのですが、私にはちょっと甘すぎるので柑橘系ジャムとマリアージュしています。
甘いものが好きな方は、ハチミツにもチャレンジしてみてください。
コンテチーズの美味しい食べ方を学んで、もっとファンになろう!
何気なく食べているかもしれないコンテチーズ、知れば知りほど食べたくなるチーズです。
熟成が若いとミルキーで熟成が長いと濃厚。
コンテチーズといっても、色々な楽しみ方が出来ます。
そして、「チーズもワインも高い物、良い物を一番最初に食べても良さは分からない」と私は思っています。
コンテチーズの経験が少ない方は、12ヶ月未満熟成の物から徐々に熟成期間の長いコンテを食べる事をおすすめします。
24ヶ月を食べた時に、味わいの変化にビックリしますよ。
ぜひ、飛び級せずに順番に食べていって下さいね。
食べていくと「意外に8ヶ月熟成の方が好き!」とか、「18ヶ月熟成が私の口には一番合うかな!」など、自分に一番合うコンテが見付かると面白いですよ。
ぜひ楽しんでください。
\まずは、これを食べてみよう!/
この記事もおすすめ⇩コンテが好きなら、アボンダンスも好きになること間違いなし。
【華やかさ・旨味・余韻の長さ】抜群!!