こんにちは、ソムリエールYURIです。
久しぶりに感動する美味しいワインを飲みました。しかも、前の職場の同僚とゆっくり味わって飲むことが出来ました♪最高!!
では、そんな美味しい自然派ワインのお話です。
★ も く じ ★
自然派ワインって何?【NICOLAS JOLY /二コラ・ジョリー】って誰?
みなさんは自然派ワインと聞いて何を思いますか?
最後の『美味しくなさそう』という意見はワイン好きの方からよく聞く意見です。(笑)
最近は、オーガニックって聞くと体に良いのかな?って思って進んでオーガニックワイン(=自然派ワイン)を飲む方も増えてきました。
自然派ワインって?オーガニックワインって?
では、そもそも自然派ワイン、オーガニックワインってどんな物なのでしょうか?
自然派ワインとかオーガニックワインとかビオワインとか色々言い方がありますが。
凄くざっくり簡単に言うと…ワイン・ブドウ造りにおいて農薬や化学肥料などの人工的な物の規定を仕様書で管理されたワイン
人工的な物が普及していなかった時の、昔ながらの造り方に基づいて伝統的に造っているワイン
↑こんな感じです。
ビオワインの定義とか、オーガニックワインの基準とか言い出すとキリがないのにで…今回はざっくりこんなイメージと思っておいてください。
ビオワインについては、また別に記事書きますね★
元祖 自然派ワインの造り手【NICOLAS JOLY / 二コラ・ジョリー】
二コラ・ジョリーは、フランス・ロワール地方の造り手さんです。
そして、自然派ワインの造り方の一つ【ビオディナミ】という製法で造られてます。
ビオディナミを説明するのが難しすぎて、簡単にはコレ!と言えないのですが…ビオディナミは自然派ワインの一番難しい造り方だと私は思っています。
難しいビオディナミ製法に人生をかけて、ブドウを愛し、自然を愛し、なによりも美味しいワインを造る事に命懸けで挑んでいる【二コラ・ジョリー】美味しくないわけがない!!
しかも、二コラ・ジョリーは一代でこの地位までこのワイナリーを築き上げた凄腕です!ブドウへの愛とワインへの愛が強くないとここまで出来ないですよね。尊敬です!
今は、娘さんも一緒にワイン造りをしているみたいですよ。家族経営いいですね★
- フランス・ロワール地方の造り手さん。
- 自然派ワイン(ビオディナミ製法)で造っている。
- 一代でここまで美味しいワインを造り上げられるようになった凄腕。
- 家族経営のワイナリー。今は娘さんと一緒にワイン造りをしてます。
『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』二コラ・ジョリーを飲んで…
何度も言いますが、とにかく『美味しかった!美味しすぎたー!!』って感じでした。もう一本飲みたい、そしてもっと熟成させたらどうなるか実験したい。と本気で思いました。あぁー美味しかった♪
ちなみに、ブドウ品種はシュナン・ブラン100%です。シュナン・ブランって結構安いワインにも使われてるんですよ。でも、二コラ・ジョリーの手にかかるとこうなるかぁーって感じでした。
では、改めてここで⇩ソムリエールYURIのテイスティングコメントをみて下さい。
『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』の味わい
シュナン・ブランってこんな味わいにも変身するんだ!と驚かせる、シュナン・ブランのポテンシャルを最大限に引き出した最高の白ワインでした。
『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』の香り
開けてすぐでも分かる、爆発的な香り。特にこの2つの香りが強かった。ハチミツとあんずのドライフルーツ。甘さと酸味の香りのバランスが絶妙。
甘みの中に凝縮された酸味が詰まった感じの香り。とにかく、香りだけでも美味しかった。シュナン・ブランが熟成するとこんな香りを出せるのか!!と驚きました。
香りは甘いけど、味わいは酸味もあってスッキリ甘くなく香りだけ甘い!この感じ…たまりません。
『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』と料理のマリアージュ
今回は、3つ料理をマリアージュさせてみました。
- シェーヴルチーズ(山羊乳製チーズ)
- 明太子ポテサラ
- トリッパのトマト煮込み(上にチーズもかかってて、オーブンでこんがり焼けてたよ。)
①【シェーヴルチーズ】
⇒ロワール地方のワインだから、やっぱり同じ地域で造られるチーズ!もちろん、合わないわけがない!山羊チーズの独特な味わいと爽やかスッキリなワインが最高にマリアージュ。美味しかったー!
②明太子ポテサラ。
⇒これは合わせようとして頼んだわけではないのですが、前菜盛り合わせについていたので合わせてみました。なぜかめちゃくちゃ合う!明太子の生臭い感じがワインによって引き出されちゃうかな…と心配していたのですが、生臭さなんて全くなし。ポテトとマヨネーズのまろやかさと明太子の少しピリッとした味わいがスパイスになってワインと最高のマリアージュ。面白い発見でした!
③トリッパのトマト煮込み
⇒合うかな…?でも食べたいから!といって頼んだ一品。合いました!!クレ・ド・セラン自体の味わいがしっかりしているので、トマトソースにもトリッパにもチーズにも負けずバランスよく美味しかったです。トマトソースの程良い酸味がマッチしたんだと思います。
今回マリアージュしてみて気付いた事は、
『深みのあるコクある白ワインなら、ちょっと料理の方が勝っちゃうかな…と思った料理ほどマリアージュ度が高い!』
白ワインにはあっさりとした料理やチーズの方が合うと思っていたので、ビックリしました。やはり、色々合わせてみる物ですね♪
ちなみに…ウォッシュチーズとクレ・ド・セランは合いませんでした。チーズの臭みが強くなってワインもチーズもどっちもマイナス方向へ行ってました。残念…
【おまけ】コルクのカビが生えてた時ってダメなワインなの?
今回、ワインのキャップシール剥がしてビックリ!久々に当たりキターーー!!!って感じでした。
普通に考えたら、ワインのコルクにカビが生えてた…「わっ!ダメなワインじゃん!飲めないじゃん!!」ってなりますよね。
でも、実はこれって…美味しいワインの証拠なんです。
なぜ美味しい証拠かというと、コルクを通してワインは呼吸をしています。湿度と温度がちょうどよく、カビまで生えるくらいの居心地の良い環境でワインが熟成(呼吸)できていたと考えて下さい。でも、もちろん熟成ワインに限りの話です!若い1,2年熟成のワインにカビが生えていたらそれは出来が悪いワインかもですね。
- カビの生えている場所。ワインの液面が触れているコルク場所(下)にカビが生えている場合は、ダメなワインです。残念ですが、飲まない方が良いでしょう。
- コルクを抜いてから注ぎ口を紙ナフキンとかで拭き上げる。これをしないと、せっかく良い熟成をしていたワインに結局カビが入ってしまいます。
この2つに注意して飲めば美味しく飲めますよ。
自然派ワインには、このコルクカビよく見られます。今回飲んだワインは2014年だったので、6年物でしたが。自然派ワインならもっと若いワインでもコルクカビあるかもです。
注意して見て、飲んでみましょう★
最後に…
実は、二コラ・ジョリーを飲むのは2度目でした。1997年を一度だけ少し飲ませて頂きました。でもその時は、あまり感動しなかったんです…。
元職場で『元祖 自然派ワインだからね!』と言われて、よく分からず飲みました。美味しかったけど、そんなに感動はしなかった。まだまだ勉強中だった私は「うん。美味しい。」以上…二コラ・ジョリーごめんなさい(泣)
今考えると、シュナン・ブラン100%でしかも10年以上も熟成したワインを飲ませてもらったのにも関わらず!この低レベルな感想。最低ですね。2014年をしっかり味わった今こそ1997年の『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』をしっかり味わいって見たいですね。
でも、ソムリエールYURIは…実は…熟成しきったワイン好きじゃないんです。程良く熟成してて、まだ甘みやフルーティーさが残っている熟成ワインが好きです。なので、今1997年の『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』を飲める機会があってもお子様ソムリエールYURIには良さが分からないかもですね。
古酒の美味しさを実感できるようになりたいなとも思います。ワインって本当に開けるタイミングが難しいです。でも、開けて美味しかった時の感動は忘れられません!セラーで熟成させてて良かった★待ってて良かった★って感じですね。
みなさんもちょっと高いですが何かの機会に『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』二コラ・ジョリー飲んでみて下さい。『クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン』の1個下のランクは希少ですが、価格は下がるのでこれもオススメです!!元祖 自然派ワイン お試しあれ♪
ちなみに、これが1個下のランクのだよ⇓
最近ブログの更新が全然できていませんでした。楽しみにしてくださっている方すみません。そして、ありがとうございます。
そろそろチーズプロフェッショナル資格試験の二次試験が1ヶ月前という事で勉強にまた打ち込んでおります。
10/7が二次試験!それが終わったら、たくさんワインもチーズの記事も書きたいと思います。ネタはたくさん溜まっているので…書きたい事たくさんです!!
待っててくださいね。では、チーズプロフェッショナル資格試験合格目指して頑張ります!応援よろしくお願いします☆
✔健康に良さそう
✔悪酔いしなそう
✔美味しくなさそう などなど