こんにちは、ソムリエールYURIです。
今回は前の記事で書ききれなかった、白カビチーズのお話をしたいと思います☆
チーズ好き必見の記事ですよ。
★ も く じ ★
種類がたくさん!!白カビチーズの魅力
上の表のチーズは、ソムリエールYURIが食べた事あるチーズです。もっとあると思うんですが…有名所をピックアップしました。
ちなみに、【ソムリエールYURIが好きな白カビタイプのチーズベスト3】は・・・
1位 ブリ・ド・モー
2位 サン・タンドレ
3位 カマンベール・ド・ノルマンディー (2019年4月現在)
です。最近、サン・タンドレが美味しくて急浮上しました!今、チーズの学校へ通っているのでこの順位は変動の可能性大ですね。(笑)
とは言っても、やはりブリ・ド・モーは改めてじっくり食べても…やっぱり、美味しい。
今回は、このランキングにも入っている白カビタイプのチーズとぜひ紹介したい白カビタイプのチーズの事を書いていきますね。
※カマンベールとカマンベール・ド・ノルマンディーについては、⇓下の記事に書いたので気になる方は読んで下さい。
買えるお店続出中!濃厚なめらか【ブリ・ド・モー】
白カビタイプのチーズを好きな方は、きっと一度は食べた事あるのではないでしょうか?
美味しいですよねー。ソムリエールYURIも大好きです。色々な白カビタイプのチーズを食べてきましたが…結局ここに戻ってきます。昔、白カビタイプのチーズを買う時は基本『カマンベール・ド・ノルマンディー』か『ブリ・ド・モー』を買ってました。
しかし、『カマンベール・ド・ノルマンディー』と『ブリ・ド・モー』ばっかり買ってても楽しくないな。と思いブリ・ド・モー断ちをした時期があったくらいです。(笑)
でも、結局『ブリ・ド・モー』が美味しすぎてココに戻ってきちゃいましたね。
最近は、パン屋さんでサンドイッチのチーズとして使われてたり、スーパーでもカットしてパックに入って売ってたりしますよね。買える場面が増えてきたなと感じてます。
実は、2015年の年間生産量が白カビタイプのチーズの中で1位になったくらい、たくさん造っているのです。
【ブリ・ド・モー】ってどんなチーズなの?
ブリ・ド・モーが造られているのは、フランスのイル=ド=フランス圏東部にあるブリ地方です。
そう!ブリ地方。ブリ・ド・モーの〔ブリ〕は地方名です。〔モー〕も場所の名前です。って事はA.O.P. チーズって事ですね。
⇑ここはよく分からない方は、ふ~ん位に聞き流してください。⇑上に貼った、関連記事に詳しく書いてあります。気になる方は読んでみて下さい。
そして、シャルルマーニュ(742~814年)が賞味したとか、ウィーン会議(1814~1815年)でフランスの『チーズの王』に選ばれたという逸話もあります。ブリ・ド・モーは、遥か昔から親しまれていた美味しい白カビタイプのチーズなんですね!!
【ブリ・ド・モー】の味わい
熟成度合いにもよりますが、白カビからマッシュルームのフワッとした香りと強めで複雑な香りがします。結構パンチある香りです!
外側から中心部にかけて熟成していくので、外側トロトロ⇒中央しっとり・なめらかな食感。熟成しきっていると中までトロトロになります。
カマンベール・ド・ノルマンディーよりは、塩気は強くなく穏やかでエレガントな女性的な味わい。そして、しっかり長い余韻・コクと旨味が口全体に広がります。白カビがクセを出しているので、中だけ食べるとしっとり滑らかな口溶けで食べやすいです。
※真ん中の部分が少し硬くなっている時があります。それは、まだ熟成が若く芯が残っている状態と言えます。その場合は、すぐ食べるのではなく冷蔵庫で少し熟成させてから食べるのがオススメです!なので、食べ頃の【ブリ・ド・モー】は芯がなく表面が均一な状態が美味しいのです★
【ブリ・ド・モー】に合わせると美味しい調味料
一般的には、ハチミツを少しかけると美味しくなる!って言われてます。もちろん、美味しいです♪
でも、甘くなるのはちょっとな。。。と言う方には、ソムリエールYURIがよくやるのは、
①粗挽きコショウを少し降る。②ほんの少しだけ、オリーブオイル垂らす。(1,2滴)
これは、お酒好きの方は大好きな食べ方だと思います!
自分で合う調味料を紹介していてなんですが、ブリ・ド・モーは何もつけずブリ・ド・モーその物を味わって欲しいなって思います。
普通に食べるのに飽きたら、こんな調味料マリアージュも試してみて下さい!!
【ブリ・ド・モー】の食べ方
他の白カビタイプのチーズもですが
基本的には、冷蔵庫からすぐ出して食べちゃダメです!
何故、ダメかと言うと…せっかく熟成してトロトロになっていても、冷蔵庫から出してすぐだと硬くてトロトロにならないのです。せっかくなら美味しく食べてほしいのにそれだともったいない!!なので、食べるであろう最低1時間前には常温にしておいてください。しかし、夏場や暑い所に出していると悪くなるので涼しめの場所で食べる時を待ってください。これで美味しく食べれますよ♪
コクが凄い!味わいしっかり、クセしっかり【ブリ・ド・ムラン】
【ブリ・ド・モー】と同じブリ地方で造られている、【ブリ・ド・ムラン】。
造り方も大きさも、味わいもブリ・ド・モーと全然違います。日本では『ブリー3兄弟』なんて言われてます。
- ブリ・ド・モー
- ブリ・ド・ムラン
- クロミエ(何故これだけ名前に《ブリ》が付いてないかと言うと、A.O.P. チーズでは無いからです。簡単に言うと、上の2つと違って規定外のチーズって事です。)
【ブリ・ド・ムラン】の味わい
ブリ・ド・ムランの一番の特徴は、キノコはキノコでも黒っぽいキノコの香りがします!!例えば、マイタケやしいたけの香りが本当にします。しかし、じっくり熟成しないと美味しいこの香りには出会えません。そして、ヘーゼルナッツのような香りも感じることが出来ます。
想像するだけで、不思議でクセある感じしますよね。
口に入れると、溶けるトロトロ~と言うよりは『少しむっちり感があり、ねっとり溶ける』感じです。ブリ・ド・モーと全然違う味わい!近くの場所で造っていてもこんなにも違うのか!という事に驚かされるチーズです。
力強くて、パワフルな味わいのため、男性的な味わいと言われています。
複雑な香りと味わいにチャレンジしてみたい方は、ぜひ探してみて下さい!!!
造り方の違いからブリ・ド・モーと違い、手に入りにくいチーズです。チーズもワインと一緒で、出会った時に買わないと2度と出会えなかったりする事もあります!!!見付けたら即買いチーズです。
最後に…
今回ご紹介した2つのブリチーズ。食べたくなっちゃいますね。
実は、私も最近ブリ・ド・ムランを食べることが出来ました。他の白カビタイプのチーズに比べたら、香りも独特だし、食感もむっちりねっとりしていて面白い美味しいチーズでした。でも、ハマりました!また食べたいとすぐ思えるチーズでしたね。
そして、ブリ・ド・モーも一緒に食べることが出来たのですが。口当たりが良いので、パクパクとすぐ食べてしまいました!(笑)ブリ・ド・モーは、万人受けするちょっぴりこだわれる白カビタイプのチーズなのでホームパーティーで出したり、持ち寄りパーティーのお土産なんかにもオススメです。きっとみんな好きになっちゃいますよ。
ぜひ、ブリの食べ比べしてみてください♪