こんにちは、ソムリエールYURIです。
今回は久しぶりに『バルバレスコ』を飲んだので、『バルバレスコ』というイタリアの赤ワインのお話です。
★ も く じ ★
バルバレスコ【Barbaresco】ってなに?
バルバレスコとは…イタリア・ピエモンテ州で造られる赤ワインです。
ブドウ品種は、ネッビオーロ 100%!!!
D.O.C.G.という「その土地の味わいをしっかり表現しているワイン」にだけ与えられる原産地呼称というものも持っています。
熟成期間に規定があり、最低熟成期間は26ヶ月以上。2年以上の熟成をしないと、販売できません。また、バルバレスコの中にもさらに格上の『バルバレスコ・レゼルヴァ』というものがあります。これは、最低熟成期間がさらに伸びて50ヶ月以上です。
こうやってみると、いかにバルバレスコというワインが大切に保管されて販売されているかが分かりますよね。
バルバレスコってどんな味?
今日はワインを飲みたいなぁーでもワイン屋さんまでは遠いなと思い…スーパーのワインコーナーへ!!結構品揃いがよくてビックリしました。
今回飲んだのは、近所のスーパー(ライフ)で購入した
『2015 バルバレスコ / リヴァタ』
まさか、スーパーでバルバレスコに出会えるとは思っていなかったので即買いでした!
しかも、バルバレスコなのに2,000円切ってました!それにも驚きでした。
今回のバルバレスコは、どんな味わい?
まとめると、《サラッと飲める渋味しっかり辛口赤ワイン》ってところでしょうか。
まとめ過ぎて、良さが全然伝わりませんが…
先ほど『スミレの香り』と書きましたがとにかく上品な香りで綺麗なワインなのです。さすが、イタリアワインの女王様★
バルバレスコのおすすめポイント!!
私がこのワインをおすすめするうえで大切にしたいのが
- 甘い香りではなく、エレガントで華やかな香り
- 口当たりはサラッとしてるのに、濃厚な深みのある味わい
- 時間が経つと変化する何度も楽しめるワイン
この3つです。
あとは、女王様らしい気品もある気がします。では、詳しく見ていきましょう★
①甘い香りではなく、エレガントで華やかな香り
赤ワインといえば『果実味感』!!!
と思われる方も多い思いますが、バルバレスコは果実味感よりも、お花のような香りや黒い果実の香りが強いです。
なのでジューシーで甘みのあるワインというよりは、シックでエレガントなワインなのです。
男性の方は分かりずらいかもしれませんが…女性雑誌で例えるなら
【ViVi】(元気なキャピキャピ系の雑誌)ではなく【Oggi】【CLASSY.】など(華やかだけど品格ある大人女子系雑誌)なイメージです。
うーん。難しいかな。。。分かる人には分かると思うんですが。こんな感じでエレガントなワインって事です!
②口当たりはサラッとしてるのに、濃厚な深みのある味わい
これがまた不思議で。口当たりは、サラッとしていてドンドン飲める感じなのですが。飲みごたえと舌にのったワインの味わいが渋みがしっかり感じられて濃厚なのです。なので、体に染み渡るタンニン(渋味)を感じられると思います。
③時間が経つと変化する変化を楽しめるワイン
最初の方に、バルバレスコは『バルバレスコ・レゼルヴァ』というものもあるとお話しましたね。という事は!熟成してさらに美味しくなるワインという事です。
でも、すぐ飲みたいですよね!(笑)もちろんワインセラーでじっくりと5年くらい熟成させてから飲むのはいいですが…2,000円くらいのワインをセラーで熟成して美味しくなるか?といったら。。。これは、微妙なところです。(笑)
なので、別の方法で変化を楽しみましょう。
- ワイングラスにあまり量を多く注がず、ゆっくり回しながら時間をかけて飲む。⇐これが一番簡単です!
- デキャンタをする。デキャンタを持っていない人は、グラスを2脚用意して交互にグラス注いで、ワインを空気に触れさすでもいいですよ!⇐こぼすリスクはあります。
こんな風に、ワインを空気に触れさせて無理矢理ワインの味や香りを開かせる事で。さらに美味しくなります。少し渋味もまろやかになりますよ。
この様に、他のワインとはまた違う楽しめる所が多いのがバルバレスコのおすすめポイントだとソムリエールYURIは思ってます。
バルバレスコと合わせる食材は?マリアージュは何と??
『バルバレスコはタンニン(渋み)が強い』なら、渋みをまろやかにする食材という事でやはり
ドライフルーツが一番合うと思います。特に、イチジク、干しブドウ、マンゴーなど酸味よりも甘みがしっかりあるドライフルーツがおすすめです。
実は、この間はエポワス(ウォッシュタイプのチーズ)が残っていたので合わせてみたら。これまた美味しかったです!チーズのお陰で、ワインが甘みを感じるようになりました。これには、ビックリしましたね!あえて、エポワスを買って合わせなくても良いと思いますが、家に合ったら合わせてみるのは良いと思いますよ。面白い発見でした。
最後に…
イタリアワインの女王様バルバレスコを久しぶりに飲んで、「タンニン強めーーー!!」って改めて思いました。
でも、このタンニンと香りと味のエレガントさが美味しいんですよ★ワインだけで飲むと少し飲みずらいなと感じるかもしれませんが、ドライフルーツの甘みを口に足して飲むとバランス抜群!最高に美味しいワインだなぁと感じられると思います。
バルバレスコも造り手さんがたくさんいます。今回飲んだバルバレスコは、千円台とめちゃくちゃ安かったですが、GAJA(造り手)だと2万円以上します。ますます女王様価格ですね。(笑)
色々な造り手のバルバレスコを飲むと造り手の美味しさも感じることが出来てまたそれも面白いです。
ぜひ、お気に入りのバルバレスコを見つけてみて下さい★
ワイン単体で飲むと、やはりタンニン(渋味)がしっかり感じる味わいでした。しかし、どっしり濃厚なタンニン(渋味)ではなくサラッと消える爽やかなタンニン(渋味)でした。酸味も、程良くありましたが…甘いとい表現をする味わいはほぼ感じませんでした。
香りは、お花のスミレ、ブラックベリー、ブラックチェリーなどキャピキャピした可愛い香りではなく、シックでエレガントで穏やかな上品な香りの中に少し甘いの香りがする感じでした。