「ワイン本を買うより、ワイン雑誌を読んだ方が早いらしい」
こんなことを先輩に言われた事があります。
確かに、文字で羅列されるよりもカラーで写真がある方が頭にも入りやすいですよね。
とはいえ、
- ワイン雑誌もいっぱいあって選び方が分からない…
- ソムリエやワインのプロは、どの雑誌がおすすめなの?
- ワイン雑誌って意外に高くて買いにくい
という方も多いでしょう。
最近ではワインの雑誌も多くなり、情報誌(BRUTUS、dancyu、エルマガジンなど)でもワイン特集が増えてきました。
しかし、雑誌の種類が多すぎて何を選べば良いか分からないという声はよく聞きます。
今回この記事では、
- ワイン雑誌の選び方
- 【難易度表示あり】おすすめワイン雑誌ランキング
をソムリエールYURIが分かりやすくご紹介していきます。
- ワイン初心者の方
- ワインは好きだけど詳しくない方
- ワイン勉強中の方
- ソムリエ、エキスパート、プロの方
など。ワインラバーなら誰でも参考になるランキングを作ってみました。
それぞれのワイン雑誌のおすすめポイント、値段、難易度、誰に合うかなどを比較してランキングにしたもので、ワイン雑誌を買いたいけど何を買えばいいか分からない…どの雑誌買おうかな!そんな方は、ぜひご覧ください。
\写真が綺麗でうっとりしちゃう雑誌/
★ も く じ ★
ワイン雑誌の失敗しない選び方と2つの基準
今でこそワイン雑誌の知名度は上がってきましたが、口コミや評判、レビューなどを合わせるとかなりの数になってきます。また、それぞれの雑誌の特徴やおすすめポイントをあげるとキリがありません。
実際、ワインの会社で働いていた時はほぼ100%のスタッフがワイン雑誌を読んで勉強していました。
しかし、薦められて読んだ雑誌が面白くなかったなんて事もあります。
ワイン雑誌選びで重要なのは、「内容の面白さ・レベルが合う」と「コストパフォーマンス」でしょう。
まずは、この2つの視点から見ていきます。
- 自分にとって読みやすい雑誌か?
- 値段は高すぎないか?
①自分の好みの雑誌か
一番大切なのは、「買った雑誌をしっかり読めるか」です。
買ったはいいけど読まなかった…だと意味がない!
選ぶポイントは大きく分けて、3つあります。
- 写真の多い・少ない
- 文字の多い・少ない
- 内容の難しさ・カジュアルさ
みなさんそれぞれ、好みはあると思います。
雑誌を買う前に、パラパラと本屋さんで読んでみましょう。
下のランキング比較で、それぞれ雑誌の①②③を紹介してるよ!参考にしてみてね。
②雑誌の値段
多くの人がワインにハマると、
- ワイン買いたい
- 美味しいレストラン・BARで食事をしたい
- ワイン本も買いたい
- ワイン雑誌も買いたい
こんな状況に陥るのではないでしょうか?
お金がいくらあっても足りません。
雑誌を買うならワインを買って勉強した方が良いのでは?という場面もあります。
ワイン雑誌・ワイン特集雑誌は、値段の幅が広いです。
安いものだと500円弱から、高いものだと3,000円弱するものもあります。
専門誌なので、基本高いのはしょうがない。
同じような内容・特集なら、値段が安い方を選びたくなるのは当然ですよね。
しかし、「安いから」や「好きな特集だから」だけで購入することはおすすめしません。
- 安くても、自分が知りたい内容ですか?
- その内容、他の雑誌で持ってませんか?
①安くても、自分が知りたい内容ですか?
安いワイン雑誌やワイン特集を買って
- 内容が薄かった
- 知りたい事が乗ってなかった…
そんな事あります。
安くても、買う前に本当に必要か一度考えましょう!
もう一度考えて、その500円をワインに回しませんか?
②その内容、他の雑誌で持ってませんか?
例えば、「ボルドーワイン命!ボルドーワインは徹底攻略してやる!」みたいな方が同じ特集雑誌を集める事はあります。
しかし、普通にワインが好きという方は、2,000円弱の雑誌を買う前に。
『この内容の雑誌、家に合ったかな?』
と少し考えてみて下さい。
その浮いたお金で、ワインを買いましょう!
✔自分の読みやすいワイン雑誌か?
✔その値段を出す価値ある雑誌か?
プロから初心者まで!ワイン雑誌おすすめランキング5種類を徹底比較
第1位 現地にワープできる写真が素敵!【Winart(ワイナート)】
- 写真が美しい、現地に行った気分に浸れる
- 特集内容のボリュームが凄い
- 知りたかったこと以上の発見がある
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:1,980円(税込)~
年間発行:4冊
とにかく、ワイナートを読んでるだけで現地にワープしたような気になれます。
行ってみたいな…という思いも膨らむ雑誌です。
そして何と言っても、特集記事の内容が濃くヴォリューム感が凄いです。
知りたかった事の120%くらい学ばせてくれます。
写真を交えつつ、細かな所まで教えてくれるので、ワインのプロがハマってしまう雑誌。
しかし、値段が高めなので買う時はじっくり吟味して買いましょう!
こんな人におすすめ
◎ソムリエやエキスパートなど資格所有者、プロのワイン好きさん、現地に行ってみたい人など
例えば、
- どの国でどんなワインが造られているか分かる
- ブドウ品種を7種類以上いえる
- ワインを買う時は、国・ブドウ品種・銘柄を見て選ぶ
などをクリアしていれば楽しく読めると思います!
第2位 ワイン初心者さんも安心!【ワイン王国】
- 価格が安いワインもたくさん載っている
- 初心者さんでも分かりやすい内容
- 有名産地の特集が多い
- 有名なソムリエさん達のテイスティングコメントが面白い
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:1,650円(税込)~
年間発行:6冊
有名なワイン特集(ボルドー、ブルゴーニュ、バローロなど)が多いので、「見た事ある」「飲んでみたい」そんなワインが写真と説明で紹介されています。
そして、『1,000円台で美味しいワイン』などの気軽に飲めるワインが特集されているのも嬉しいです。
資格所有者やある程度ワインを勉強した事がある人は、少し物足りないかも。
こんな人におすすめ
◎初心者さん、ワイン勉強中の人など
初めてのワイン雑誌としては、とてもおすすめです。
初心者さんは、知っている・興味のある特集から買ってみると良いと思います。
第3位 飲み頃予想が嬉しい!【REAL WINE GUIDE(リアルワインガイド)】
おすすめポイント
- 飲む目安が分かる【飲み頃予想】が嬉しい
- デイリーワインから高級ワインまで細かく紹介されている
- 今注目のワイン、ワイナリーが知れる
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:1,885円(税込)~
年間発行:4冊
何かを特集するというよりは、色々なワインを評価するという意味合いが強い雑誌です。
ワインのラベルがたくさん載っているので、ラベルを見ながら「どんな味わいなのか」「出来はどうか」などを学べます。
高いワインだけじゃなく、デイリーワインや有名ワイナリーのスタンダードランクなども紹介されているのも嬉しい所です。
こんな人におすすめ
◎ワイン収集家さん、ワインショップ販売員さん、ワインの銘柄を勉強したい人、資格所有者、など
- ワインを飲むタイミング
- 買って良いか
この2つを考えるのは、難しいですよね。
リアルワインガイドは、この2つを解決してくれます!
第4位 意外にマニアック?!【WINE WHTAT(ワインワット)】
おすすめポイント
- 造り手やCEOなどのインタビューがたくさん
- 初心者でも読みやすい特集も多め
- ワインだけじゃなく「食」「生活」からの情報も豊富
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:980円(税込)~
年間発行:6冊
2014年創刊でまだ歴史の浅い雑誌ですが、内容は凄く濃いです。
ワイン雑誌好きの方も「知ってるけど、まだ読んだ事がない」という方も多いと思います。
2020年にプチリニューアルをして、専門性が強くなりました。
ワインのライフスタイル雑誌を目指しているので、コテコテのワイン雑誌ではなくイベントや季節に合わせたワイン情報も載っていて面白いですよ。
こんな人におすすめ
◎ワインに合う情報も欲しい人、資格所有者など
ワインだけじゃなく「食」「ライフスタイル」にもこだわりたい人へ向けたワイン雑誌。
しかし、内容もインタビューも面白いのでソムリエやエキスパートなどの資格所有者も楽しめる一冊!
第5位 マニアックな所を突く【ヴィノテーク】
おすすめポイント
- マニアックな事を深く知れる
- 薄いのですぐ読める
- 内容の深堀がすごい
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:1,540円(税込)~
年間発行:約12冊
※2020年10月号で廃刊。
とにかくマニアックを追求する雑誌。
しかし、他にはない特集内容なのでとても勉強になります。
ソムリエ協会の会長でもある、田崎真也さんのテイスティングコメントが毎回掲載されるので勉強になります。
2020年10月号をもって、廃刊にはなってしまいましたが、復活を期待したい面白いワイン雑誌です。
バックナンバーを、ぜひ読んでみてくださいね。
こんな人におすすめ
◎マニアックな事を追求したい人、普通のワイン雑誌に飽きた人、資格所有者など
ワインを勉強中の人も面白いと思いますが、まずはワイナートなど他の雑誌から読んでいく事をおすすめします。
本が大好き!活字読むの大好き!写真より文章で学びたい。そんな方も相性が良い雑誌です。
≪おまけ≫ ワインやチーズの特集が面白い【dancyu】
おすすめポイント
- 気軽にワインを知れる
- ワインだけじゃなく、「食」も知れる
- 写真を見てるだけで楽しい
- 写真の量
- 文字の量
- 内容の難しさ
値段:900円(税込)~
気軽にワインを愉しめる特集がちょいちょい出てくる!
「食」に特化しているdancyuだからこそ、ワインと食のマリアージュが面白い。
美味しいワインが飲めるお店の特集などもあって、楽しいです。
こんな人におすすめ
◎ワイン初心者さん、ワインを愉しみたい人など
ワインをちょっと知ってみたい方におすすめ。
dancyuなので「食」とコラボしているワイン企画も多いのでそこが面白い!
\わいわいワイン特集も面白いよ!/
ワイン雑誌を選ぶ時、迷ったら《ワイン王国》がおすすめ
たくさんあるワイン雑誌の中で、ソムリエールYURIが最初の一冊にもっとも推せるのは『ワイン王国』です。
- 特集テーマが分かりやすい、選びやすい
- ワインのテイスティングコメントが多い
- 雑誌の値段が安過ぎず高過ぎない
- 1冊で様々な特集を読める
最初に買うワイン雑誌という事は、ワイン初心者さん又は勉強を始めたばかりの方が多いと思います。
1,500円+税の値段の雑誌は、少し高い気がしますが…ワイン専門誌だと平均的な値段です。
一番のおすすめポイントは、特集テーマが分かりやすい事です。
誰でも、バックナンバーから読みたいものを選びやすいです。
例えば、
など。
分かりやすい、有名所の特集が多いので選びやすいですよね。
そして、有名ソムリエのテイスティングコメントが多いのもポイント!
また、一冊で大きな特集と中・小の特集のテーマが全く違う回が多いです。
フランス・ボルドーワインが大きな特集でも、中特集ではイタリアワインの事を詳しく書いていたりするので、同じ内容ばかりではなくまんべんなく楽しめます。
\どんな雑誌か内容少し見れるよ!/
ワイン雑誌は、こんな方におすすめ
ワイン雑誌がおすすめなのは、以下のような方になります。
- カラー写真で楽しみたい方
- ポイントで勉強した方
- インタビュー記事などが好きな方
- テイスティングコメントを読みたい・勉強したい方
- 自分の情報を最新にアップデートした方
- 今話題になっている事を知りたい方
ワイン初心者からプロまで対象を考えた、違う傾向のワイン雑誌が色々あります。
選び方を間違えなければ、高価な雑誌ですがとても面白く勉強になります!
▼Winartの特別版!私の大好きな1冊▼
\試し読みも出来るよ!/
自分に合うワイン雑誌をたくさんコレクションしよう!
ワイン雑誌は、高いものが多くだいたい1,500円以上します。
しかし、ワイン雑誌はワイン本とはまた違う良さがあります。
例えば、
- 写真が多い
- 表現方法の自由
- 話題のワインを知れる
など。
ワインを難しくとらえずに、キャッチーなワイン情報が学べるとても便利なツールです。
ソムリエールYURIが選んだ【ワイン雑誌おすすめランキング5種類】を見ながら、自分に合ったワイン雑誌を読んでみて下さい。
ちなみに「私はこの雑誌!」と決めて買うのではなく、色々面白そうな特集を選んで読んでます。
手当たり次第買うのではなく、定期購読すると安くなる雑誌もあります。
好みの雑誌が見つかったら、定期購読もおすすめですよ。
ワイン本で勉強してみたい方は、⇩こちらの記事もおすすめです。
ワインを勉強してみたい・少しワインに詳しくなりたい方へ【おすすめワイン本】初心者編
《ワイン雑誌おすすめランキング》
▼ソムリエールYURIが独自の調査の元おすすめをご紹介しています▼
【1位】Winart(ワイナート)
綺麗な写真がいっぱい!ワイナリーに行った気分になれるワイン雑誌
【2位】ワイン王国
有名ワインが多く掲載!初心者でも知ってるワインが多く登場する雑誌
【3位】REAL WINE GUIDE(リアルワインガイド)
造り手やワインの評価が細かく書いてあるので、ワインを買う時に参考になる雑誌
【おまけ】dancyu
ワインやワインと食材のコラボ特集は、初心者でも面白く取っつきやすい雑誌