ルドヴィック・シャンソンのロゼワインは、繊細で上品な味わいを楽しめる。
オーガニックの造り手でもあるルドヴィック・シャンソンは、ブドウ品種の個性を存分に楽しめるワインを多く手掛けます。
特に、「ロゼ」は繊細で華やか。
そして、余韻が長い素晴らしいワインでした。
この記事では、
- ルドヴィック・シャンソンとは?造り手の特徴
- 「ロゼ」を飲んだ感想
- 合わせたチーズ
- おすすめワイン3選
などを、ソムリエであり、チーズプロフェッショナル(チーズ資格)を持つYURIが詳しくご紹介していきます。
ルドヴィック・シャンソンの魅力に浸ってください。
\飲んだのは、こちらの「ロゼ」/
★ も く じ ★
ルドヴィック・シャンソンとは、どんな造り手?
ルドヴィック・シャンソンとは、どんな造り手なのでしょうか?
- 生産地
- 造り方
- 生い立ち
の3つのキーワードから、ルドヴィック・シャンソンを深堀りしていきましょう。
生産地は、フランス・ロワール地方
ルドヴィック・シャンソンは、ロワール地方モンルイ。
ロワール地方といえば、サンセールやプイィ・フュメ、シノン、ヴーヴレ、ロゼ・ダンジュ、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌなどが有名ですが、モンルイという居場所でもワインは造られています。
モンルイとは、モンルイ・シュール・ロワールのこと。
ロワール地方のトゥーレーヌ地域の一角。ロワール川を挟んでヴーヴレ地区と向かい合っています。
主に、シュナン・ブランが多く生産されている白ワインで有名な産地ですよ。
主に、ビオロジックのワインを造る
ビオロジックとは、フランス語でオーガニック製法で造られるワインのことを言います。
ビオロジックは、フランス語
オーガニックは、英語
ルドヴィック・シャンソンは、主にビオロジック(オーガニック)製法でワインを造っています。
無農薬で造られるブドウは、土地の個性とブドウ品種の個性をしっかり味わえますよ。
生命科学を学んでいた?!
ルドヴィック・シャンソンは、ワインを造り始める前に、生命科学を学びBiologiste(生物学者)として働いていたそうです。
しかも、15年間も!
しかし、ワインに興味が変わりワイン造りをはじめます。
ルドヴィック・シャンソン『ロゼ』を飲んだ感想と、合わせたチーズ
ナチュラルなワインを造る、ルドヴィック・シャンソン。
飲んだのは、こちら↓です。
- ワイン名:ロゼ
- 造り手:ルドヴィック・シャンソン
- ヴィンテージ:2018年
- ブドウ品種:ガメイ100%
複数のナチュラルチーズとも、マリアージュを楽しんでみましたよ。
味わいの感想と、チーズの相性などをご紹介していきます。
ルドヴィック・シャンソン「ロゼ」の味わい
- 色合いは、アセロラジュースをイメージするくらいキレイな透明度の高いピンク色。
- ライムやレモンのような爽やかな香りの中に、ほんのりと赤い実、ベリー系の甘酸っぱい香りを感じます。
- ガメイ特有の出来たてのイチゴジャムや、クランベリーなどの風味と、柑橘系のさっぱりした味わい。
- かすかに感じるハチミツのような風味、バランスが最高でおいしいです。
白ワイン用のブドウをメインで造っているルドヴィック・シャンソン。
その中でも、ガメイ100%で造るロゼワインは絶品です。
ガメイ=甘めのワインと思っているかともいると思いますが、爽やかでフルーティーな味わいが病みつきになります。
ちなみに、3日目で更に開花しました。
口当たりは、ややトロッとしたとろみもあり、余韻が長く絶品。
やや冷えてるくらいがちょうどよく飲めましたよ。
次のヴィンテージが出たら、絶対買いたいと思えるコスパ含めリピート買いしたいワイン!!
\これは旨い!染み渡るロゼ/
ルドヴィック・シャンソン「ロゼ」と、合わせたチーズは?
合わせたナチュラルチーズは、
- サント・モール・ド・トゥーレーヌ
- サントモール・ブラン
- 茂喜登牛(国産・ウォッシュタイプ)
の3種類です。
家にあったナチュラルチーズを合わせたのですが、合う合わないが極端に別れました。
サント・モール・ド・トゥーレーヌは、全くと良いほど合いませんでした!
山羊乳のクセと香りが、強く出てしまい…ワインを殺していました。
サントモール・ブランは、合いました。
サント・モール・ド・トゥーレーヌと同じく、山羊乳製のチーズですがフレッシュタイプなのでさっぱりとした酸味と、ミルクの甘味と口どけの良さで合わせやすかったです。
最後に、茂喜登牛。
これは、北海道産の国産のウォッシュタイプのチーズです。
茂喜登牛が意外にも、めちゃくちゃ相性が良かったんです!
香ばしさとミルクの甘味、余韻の長さが、ロゼワインと合わせることでさらに美味しくなりました。
特に、ミルクの甘味が強く感じられて最高でした。
茂喜登牛のことを詳しく知りたい方は、↓こちらの記事をご覧下さいね。
しあわせチーズ工房の「茂喜登牛」はどんなチーズ?合わせたワインもご紹介
チーズ名 | ルドヴィック・シャンソン「ロゼ」との相性 |
サント・モール・ド・トゥーレーヌ | ✕ |
サントモール・ブラン | ○ |
茂喜登牛 | ◎ |
ルドヴィック・シャンソンが手掛ける、おすすめワイン3選
ルドヴィック・シャンソンは、主に白ワイン用のブドウを造っています。
ここで、ルドヴィック・シャンソンが手掛けるおすすめのワインをご紹介していきますね。
バランスの取れた白ワイン「レ・ペシェ」
シュナン・ブラン100%で造られる白ワイン。
オーガニック認証機関である、「エコセール」に認められています。
桃や杏、マンゴーなどの甘い厚みのある香りを楽しめます。
余韻は長く、甘味、酸味、苦味のバランスが良い一本ですよ。
シュナン・ブランの奥深さを知れるワインです。
微発泡で複雑な味わい「ペティアン・レ・ピオン」
シュナン・ブラン100%で造られる、微発泡の白発泡酒。
オーガニック認証機関である「エコセール」に認められています。
レモンや洋梨、リンゴなどの爽やかさとフルーティーさと複雑さを楽しめる一本。
泡立ちも細かく、繊細で、スッキリ飲める辛口のスパークリングです。
夏場に、太陽の下でごくごくと飲みたくなるような、おいしいワインですよ。
余韻が長い深みのある「ロゼ」
味わいのところでもご紹介しましたが、ガメイ100%で造られるロゼワイン。
ライムやリンゴのような爽やかさと、イチゴやクランベリーなどの赤系の果実味を存分に楽します。
サラッとしたロゼではなく、濃厚で余韻も長い深みのある美味しい一本ですよ。
ガメイのイメージを変える、一本になるかも!
ルドヴィック・シャンソンは、白だけでなくてロゼワインも美味しい!
ルドヴィック・シャンソンの中でも、特に詳しく「ロゼ」をご紹介しました。
シュナン・ブランの栽培面積が多い造り手ですが、ガメイから造られるロゼワインも最高に美味しいです。
香り、味わい、余韻どれも華やかで長く、しっかり味わえます。
抜栓してから、3日間と長い期間飲みましたが最後の最後まで美味しかったです。
ルドヴィック・シャンソンの白ワインは飲んだことあるけど、ロゼワインはまだって方はぜひ試してほしいです。
ロゼワインがお好きな方は、↓こちらの記事もおすすめですよ。