【パート③値段・受賞ワイン編】「赤ワインは苦手!」と言ってるそこのあなた。赤ワインの選び方間違ってませんか?

こんにちは、ソムリエールYURIです。

今回も引き続き【「赤ワインは苦手!」と言ってるそこのあなた。赤ワインの選び方間違ってませんか?】パート③です。今回はワインの値段と金賞受賞・受賞ワインについてお話します。

赤ワイン選ぶ時 こんな事してませんか?

前回の記事には書きましたが、こんな感じで赤ワイン選んでませんか?

  1. 国や地方限定で選ぶ (例:基本フランスワインのコーナーしか見ない、フランスの赤ワインならどれでもいい など)
  2. 産地を見ずにブドウ品種だけでワインを選ぶ (例:カベルネ・ソーヴィニョンが好きなのでそればかり買う)
  3. 値段の高いワインばかり買う (5,000円以上)
  4. 金賞受賞・受賞ワインばかり買う
  5. 産地を見ずにフルボディやライトボディなどの味わい表記だけを見てワインを選ぶ

パート①で1をパート②で2を解決しましたね! では、今回は3と4を学んでみましょう。

【パート①生産地と味わい編】「赤ワインは苦手!」と言ってるそこのあなた。赤ワインの選び方間違ってませんか?

2019年2月21日

【パート②ブドウ品種編】「赤ワインは苦手!」と言ってるそこのあなた。赤ワインの選び方間違ってませんか?

2019年2月25日

ワインの値段のお話

なんでも「高けりゃいいってもんじゃない!」っていいますよね。

実は、ワインも同じ!!

ワイン初心者ほど『高けりゃ美味しいワインに出会える!』と思っている方が多いです。

高級ワイン=美味しいワイン と思っている方も多いと思います。

高級なワインはもちろん美味しいです。しかし、ワインを全く飲んだ事のない人が5千円くらい以上のワインを飲んでも。

「美味しい!!運命の赤ワインに出会えた!!」っと言える事は少ないと思います。

では、なぜでしょうか?

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値段=美味しい赤ワイン???

「高いお金を出す=美味しい赤ワインを買える」残念ながらこれがイコールじゃないんです。

まずは、これは出来てる?

パート①②でもお話しましたが、やっぱりまずは「その高い赤ワインが自分好みの物なのか?」という事です。

  • 好きなor飲みたい味わいなのか?
  • 飲みたい飲みごたえなのか?(濃い、さっぱりなど)
  • 国・産地は自分好み(飲みたい感じ)に選んでいるか?

必ずここを確かめてみましょう!!

飲むリエールYURI
自分好みの味わいを選んだよ!でも、イメージしている赤ワインに当たらないんだ。。。(泣)

そんな方は次を読んでみてください。

高いワインはすぐ飲んじゃダメ!?

「すぐ飲んではいけない!」って事はありません。5千円のワインを何年もワインセラーで熟成させろというわけでもないのですが…

ワインはビールのように「買ってきてすぐ飲んで美味しい!」ってわけにもいきません。これがワインの難しい所ですよね。

飲むタイミングを間違えたり、飲み方を間違えてしまうと、せっかくの美味しいワインが全然美味しくなくなってしまうのです。(涙)

ワインにもよりますが、特に5千円以上のワインはすぐ飲みワインというよりは造り手さんも熟成を見込んで瓶詰めしてる事が多いのです。

これがいわゆる【飲み頃】というものです!!

飲むリエールYURI
じゃあ、高いワインは早く飲めないの?

いえいえ、そんな事はありません。そのような良いワイン・高級ワインは、飲み方を変えればいいのです!

高級赤ワインと熟成向きの赤ワインを早く飲む飲み方 (5千円前後~1万5千円前後くらい)

それは簡単!!時間を早回しすればいいのです♪

と言ってもタイムマシーンは無いので、ワインを空気に触れさせて酸化さるのです。冬眠していたい寝ていたいワインを無理矢理たたき起こすイメージですね!(笑) ※でもこれは、ヴィンテージが若くてまだ飲み頃じゃないワインを飲む時の方法です。そして、やはり2万円を超えてくるワインはワインセラーで寝かせてゆっくり熟成させた方が美味しく飲めると思います。

ここで登場するのが、上の写真にも写っているデキャンタです。これにワインを注いで、ぐるぐると回し空気にワインを触れさせて酸化させるのです。ワインを開かせるとも言います。

酸化っと言うと悪いイメージですが、『ワインの熟成=自然な酸化』なので悪いというよりはこの場合は良い酸化ですね。

飲むリエールYURI
デキャンタなんて家に無いよ!!

ですよね。(笑)ワイン好きの方でも、デキャンタがある家は本当に少ないと思います。では、デキャンタが家に無い方バージョンを説明しますね。

  1. 出来るだけ大きめのワイングラスを2脚用意して、グラスにワインを交互に入れ替える。1回でも十分変わります。※やりすぎると酸化しすぎるので注意!!!
  2. 少し飲むまでに時間がある場合は、飲むであろう時間から逆算して2,3時間前にはコルクを開けて空気をワインが取り込めるようにする(コルクは抜いたまま)。※コルクを開けたら必ず少しテイスティングする事、もし開けてすぐ美味しいなと感じたらコルク栓をして飲む時間まで置いておきましょう。
  3. 特に何もしないで、グラスを回しながら時間を使って酸化させる。ゆっくり飲んでいれば、時間が経つにつれ良い酸化をしてくれます。飲んでいて突然『今このタイミング、このワインめちゃくちゃ美味しい‼』という時間が訪れます。

①すごーーく急いでる時 ②まぁ時間がある時 ③ゆっくりワインと向き合う時間がある時

①はこぼす危険性もあるので、注意ですね。②はホームパーティーとかワイン会とかの時に使うと便利ですね。ちなみに私は。基本③でゆっくり変化を楽しんで毎回飲んでます。『今めちゃくちゃ美味しい!!!!』っと叫ぶ時間を楽しんでます(笑)

なぜ高いワインと安いワインがあるのか?

そもそも、なぜワインはこんなにも値段の幅があるのでしょうか?安いと千円以下~高いと100万円以上するワインもありますよね!!

《高いワインの理由》ものすごーーーく簡単に言ってしまえば、

  1. 生産量の違い
  2. 造り手さんの知名度・有名度・人気度
  3. ワインの作り方の難易度と畑の場所

この3つがあげられます。

①生産量の違い

これは大量生産か少量生産かって事ですね。

例をあげると⇓

  • Aワイナリーは100本のブドウの樹を育てて、ワインを年間10本造って売っていた。
  • Bワイナリーは100本のブドウの樹を育てて、ワインを年間80本造って売っていました。

当たり前ですが、AとBだとAのワインの方が値段は高いです。

100本の樹で80本作れるはずなのになぜこんなに差が出すのでしょうか?

これには様々な理由があります。例えば…

  • 厳選した状態の良いブドウしか使わない。
  • ブドウが実りはじめたら、1本の樹に対して2,3房だけ残して後の房は切って捨ててしまう。(残した房に栄養と旨味が全て行くように!)
  • 有機栽培をしている。(ブドウが虫に食われやす為、ワインに出来るブドウも減ってしまう。など)

他にも理由は色々ありますが、この3つを見ただけでも高級なワインが出来そうな予感がしますよね!

そして、普通以上に愛情が込められたワインという事が分かると思います。なので、高い!

②造り手さんの知名度・有名度・人気度

これは、文字通り有名なワインだから高いって事ですね。

どう頑張っても100本しか作れない有名ワインを全世界のワインラバーが欲しがったら…そりゃ値段上がりますよね。

例えば、ロマネ・コンティとかシャトームートンとかとか言い出したらキリないですが。色々ありますね。

でも、まだそこまで世界中の人がワインを飲んでいなかった時は、日本でも凄ーく安く買えたらしいですよ!!!シャトームートンは、1万円台で買えたらしいです。今は…一番最新のヴィンテージでも10万円を超えてきますけどね…時代の流れは怖いですね。。

ソムリエールYURI
昔にタイムスリップして高級ワインをたくさん飲みたいよー

あと最近だと、パーカーポイントやワイン雑誌で良い点が付いただけで一気に値段が上がってしまう事も多いです。

※パーカーポイントとは…ロバート・パーカーさんというアメリカ人のおじさんがいます。ワイン界ではめちゃくちゃ有名なワイン評論家さんです。その人が付けるポイントの事です。100満点で毎回発表しています。

③ワインの作り方の難易度と畑の場所

これは、さっき①でも話した事も関係してます。

ブドウの育て方・ワインの造り方はもちろんですが、ワインを造る畑や場所の格付けや級などによっても値段は変わります。フランス、イタリア、スペイン、アメリカ辺りは特に場所によって値段が変わる傾向がありますね。

なので、有名な造り手の少しコアな畑や場所のワインはお手頃価格で買えるのでオススメだったりします。しかも早く飲んでも美味しかったりします♪

高級ワインを飲みたい☆

どうでしょうか?こんな感じで選んで飲んでみたら、高級ワインも美味しく飲めると思います。

でも私は、2千円台のワインから徐々にステップアップして飲んでいく方がワインの本当の良さが分かると思うのでオススメです。まずは、高いワインではなくリーズナブルで気軽に楽しめる価格帯のワインから飲んで、時には贅沢に5千円以上のワインにチャレンジするのも良いと思います。でも、飲み方を間違えないでくださいね!!!

金賞受賞・受賞ワインって何?

よくスーパーとかワイン屋さんで、金賞受賞ワイン!とか○○省受賞ワイン!とか書いてあることありますよね。

もちろん、そのワインはちゃんと受賞したワインです。しかし、よーーーーく見てください。実は小さい村のコンテストだったとか、参加したら100%受賞するコンテストだったりしませんか?

これは、ワインあるあるなんですが。結構こういうトラップが多いです。

せっかく金賞受賞ワイン買ったのに全然美味しくなかったという方は、基本に戻って『その赤ワインが自分の好みの味わいなのか』確かめて下さい。きっと違うと思います。

金賞受賞・○○賞受賞に惑わされないで下さいね!

最後に…

「なんか高いワインって結局選ぶのも飲むのも難しそう」って思われた方多いと思います。でも、しっかりポイントを押さえれば、高級ワインも初心者でも美味しく飲めるはずです。

しかし、これだけこだわって造っているワインですから、簡単にサクッと飲んで美味しいわけないんです。そして、サクッ飲んじゃダメなんです。(笑) 造り手さんにもワインにもしっかり向き合って楽しく美味しく飲みましょう。

あと、大事なことをもう一つ。ワインは1人でしっぽり飲むより、みんなであーだこーだ言いながらワイワイ飲むとそのワインの味もまた上がる魔法があります。時にはしっぽりも良いですが、高級ワインこそみんなでワイワイあーだこーだ言いながら飲んで下さいね。

では、楽しいワインライフをお送りください♪