
こんにちは、ソムリエールYURIです。今回は、前回の続きの記事パート②です!ワインのブドウ品種についてお話します。
★ も く じ ★
赤ワインを選ぶ時 こんな事してませんか?

前回の記事には書きましたが、こんな感じで赤ワイン選んでませんか?
- 国や地方限定で選ぶ (例:基本フランスワインのコーナーしか見ない、フランスの赤ワインならどれでもいい など)
- 産地を見ずにブドウ品種だけでワインを選ぶ (例:カベルネ・ソーヴィニョンが好きなのでそればかり買う)
- 値段の高いワインばかり買う (5,000円以上)
- 金賞受賞・受賞ワインばかり買う
- 産地を見ずにフルボディやライトボディなどの味わい表記だけを見てワインを選ぶ
1はパート①で選び方を学びましたね!では、次は2がどうしてダメなのか見ていきましょう!!
ブドウ品種で赤ワインを選ぶ場合

- 産地を見ずにブドウ品種だけでワインを選ぶ (例:カベルネ・ソーヴィニョンが好きなのでそればかり買う)
⇑これの何がダメなのでしょうか?

もちろん、自分が好きなブドウ品種を見付けるのはワインの世界が広がってさらに面白くなるのでオススメです!
より自分が飲みたい味わいを選ぶなら、国・地方+ブドウ品種で選んで下さい。

この考え。間違いではありません。だって、同じブドウ品種だから特徴は一緒ですからね!
しかし、ワインは気候や風土でブドウの育ち方・味わいが凄く変わります。
飲み比べて試してみましょ!

もしホームパーティーやワインを持ち寄る機会があったら実践してみましょう。
例えば、
〈①フランス・ボルドー地方のカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワイン〉と〈②チリのカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワイン〉を飲み比べてみて下さい。
飲み比べた事がある方は、「本当に同じブドウ品種なの???」と驚いたと思います。
①フランス・ボルドー地方のカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワイン は、渋み・深みがあり、複雑な味わいで濃厚。時間が経つにつれて果実味感が広がる系。
②チリのカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワイン は、飲んだ瞬間果実の甘味で口いっぱいになり飲みごたえはとっても濃厚どっしり系。
例えばの表現ですが、こんな感じです。本当に全然違います。驚くと思います!(笑) ぜひ、試してみて下さい。
《おまけ》最近はチリのカベルネ・ソーヴィニョン主体赤ワインを『チリカベ』なんて呼ぶようになりました。チリワインが日本で流行っている証拠ですね。濃厚で甘みのある赤ワイン好きには、堪らなく美味しくコスパ最強赤ワインですからね。
国・地方+ブドウ品種とは…

話は戻りますが、上の二つの国のように同じブドウ品種でも味わいが結構違う事が多いです。
しかも、フランス・イタリア・スペイン 最近ではアメリカ などは国の中でも地方や州で味わいが異なるブドウが出来たりしています。
北から南まで気候・風土、そして日照時間など様々な違いから、同じブドウ品種でも違う味わいのブドウが出来るのです。そこに、造り手さんの味わいもプラスされる訳ですね。
ですから、基本はブドウ品種だけで選ぶのではなく国・地方+ブドウ品種で赤ワインを選ばなきゃいけないのです。(他の白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなども考え方は同じです。)
難しいですよね。
どうやって選べばいいの?

これもやっぱり慣れるまでは、店員さんに聞くのが一番だと思います。質問方法は、パート①に書いた《質問方法》の所を少し変えてみて。
《質問方法》
例:「○○(国または地方)のワインが飲みたいのですが、□□□(ブドウ品種)の赤ワインが好きです。どれがオススメですか?」
例:「○○(国または地方)の□□□(ブドウ品種)の赤ワインが飲みたいんだけど。どれがオススメですか?」
こんな感じで質問してみたら良いと思います!
飲んでいくと少しずつ、自分好みのブドウ品種や国が分かってきますよ。楽しんで選んで飲んでみた下さい。
最後に…

みなさん、赤ワイン飲みたくなってきましたか?私は記事を書きながら赤ワインを飲みたくなりました(笑)
今回お話した『国・地方+ブドウ品種』これを分かるようになったら、レストランでもスムーズに赤ワインを選べるようになると思います。ワインリストに国と最近だとブドウ品種が書かれている事も多いので選びやすいですよ。
パート①でもお話したように、まずは『自分好みの赤ワインを見付ける』事が美味しいワインを探す時のポイントになります。たくさん飲んで美味しい赤ワインに出会いましょう。